シスターたちが自給自足の生活を送るスペインの修道院のつつしみ深い暮らしと料理は、心と体をやさしく包んでくれます。料理家の丸山久美さんに、スペイン修道院の夏の味「レモネード」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2020年7月号掲載)
(『天然生活』2020年7月号掲載)
スペイン修道院の夏の味
レモネードのつくり方
豊富に採れるレモンを使った、夏に欠かせない飲みもの。
レモンの皮が、複雑で深い味わいを生みます。

材料(4~6人分)
● レモン(ノーワックスのもの) | 4個 |
● はちみつ | 大さじ4 |
● ミントの葉 | 少々 |
● 水 | 4カップ |
つくり方
1 レモン3個は厚く皮をむいて身の部分だけにし、4つ割りにして薄皮と種を取り除く。残りのレモン1個は皮に塩(分量外)をつけてこすり、水で洗い流して汚れを取ったあとで同様にする。きれいに洗った皮1/4個分は、白い部分を切り除き、粗みじんに切る。
2 ミキサーまたはブレンダーに1のレモンとレモンの皮、水1カップを入れて撹拌する。
3 2をこして、水3カップとはちみつを加え、再びミキサーまたはブレンダーにかける。
4 保存容器などに入れ、ミントの葉を入れて冷蔵庫で冷やし、グラスに注ぐ。
〈料理/丸山久美 撮影/清水奈緒 スタイリング/荻野玲子 取材・文/土屋 敦〉
丸山久美(まるやま・くみ)
料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「mi mesa」主宰。1986年からスペインのマドリードに14年滞在し、家庭料理を学ぶと同時に修道院めぐりを始める。著書に『修道院のお菓子』(扶桑社)ほか。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです