• 暑い時季は調理時間を減らしたいものです。冷蔵庫につくりおきがスタンバイしていれば、時短になり、バリエーションも広がります。今回は、料理研究家の瀬尾幸子さん「チンゲン菜と高菜漬けのスープ」と「もやしと豚のそう麺チャンプル」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2021年7月号掲載)

    「もやしのレンチン」のつくり方

    画像: 「もやしのレンチン」のつくり方

    傷みやすいもやしは買ってきたらすぐにレンジ加熱を。シャキシャキ食感がおいしく、1週間日持ちします。

    材料(つくりやすい分量)

    ● もやし1袋(200g)

    つくり方

     もやしは洗って耐熱容器に入れ、ラップかふたをして500Wの電子レンジで3分30秒加熱する。

     そのまま粗熱がとれるまで冷まし、保存容器に入れて冷蔵保存する(このとき、耐熱容器に残ったもやしの汁はおいしいところなので捨てずに一緒に保存する)。

    保存期間:冷蔵庫で約1週間

    「ゆでチンゲン菜」のつくり方

    画像: 「ゆでチンゲン菜」のつくり方

    あえものや炒めもののほか、麺類の添えものや汁ものなど、ちょこちょこ使えて便利。小松菜も同じ方法でゆでてOK。

    材料(つくりやすい分量)

    ● チンゲン菜4株

    つくり方

     チンゲン菜は葉と茎に分け、茎の根元は6~8つ割、残りは4cm長さに切る。

     鍋に湯を沸かし、茎の部分を入れる。再び煮立ったら葉の部分を入れ、好みのゆで具合にゆでる。ざるにあけ、さっと水にくぐらせてざるで水気をきり、保存容器に入れる(決してしぼらない)。そのまま冷蔵保存し、使うときに料理法に応じてしぼる。

    保存期間:冷蔵庫で約1週間

    「ゆで豚」のつくり方

    画像: 「ゆで豚」のつくり方

    少なめの湯を沸かし、余熱で火を通すとやわらかく仕上がる。汁につけたまま冷蔵保存し、その汁も余すことなく使いきって。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 豚薄切り肉300g

    つくり方

     鍋に水300mLを入れて火にかけ、沸騰したら火を止める。豚肉を広げながら入れ、余熱で肉に火を通す。

     粗熱がとれたらゆで汁ごと保存容器に入れて保存する(ゆで汁のあくが気になる場合は、肉を取り出してからゆで汁を煮立て、あくをのぞく。冷めたら肉と一緒に冷蔵保存する)。

    保存期間:冷蔵庫で約1週間



    <料理・スタイリング/瀬尾幸子、撮影/山田耕司、構成・文/結城 歩>

    瀬尾幸子(せお・ゆきこ)
    料理研究家。食べ飽きない家庭料理を提案。『賢い冷蔵庫』(NHK出版)では、瀬尾さん流の下ごしらえとアレンジ料理を紹介している。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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