風を通す、水をまく、しつらいを変える。エアコンの設定温度を下げなくても、涼しくなる方法はいろいろとありそうです。今回は、竹清堂の田中亜希子さんに、竹細工や山野草とともに、季節を感じる暮らしの工夫を教わります。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
夏の暮らしのおとも
梅シロップドリンク

毎夏、仕込む梅シロップ。水やソーダで割って、ギャラリーにやって来たお客さまに。
竹のトレーが涼しげ。
日を遮る帽子

標高が高い分、紫外線も強め。夏は帽子が必須アイテム。
7~8種、いろいろなタイプがありその日の気分で。
竹のバッグ

長財布が収まるサイズのバッグは、茂樹さん作の繊細な仕上がり。
染色した竹に漆を施した、手の込んだ逸品。
涼を呼び込むアイテム
山野草を描いた絵

晩夏の山野草を描いた八ヶ岳在住の水彩画家・今井和世さん作。
高原で吹く風を感じ、涼やかな気持ちに。
もみじの枝

紅葉が美しいもみじですが夏の青葉も魅力的。
青々とした葉が茂る様子は目にやさしく涼しい風を思わせる。
蓮を入れた水鉢

夏の3日間だけ咲く蓮は、夏の楽しみ。
水の鉢にはメダカも育てていて、田中家のいやしのスポット。
<撮影/柳原久子 構成・文/鈴木麻子>
田中亜希子(たなか・あきこ)
挿花家・谷匡子さんに師事した後独立。「竹清堂」の4代目・田中茂樹さんと結婚し、2021年に山梨県北杜市に移住。「花竹清堂」として、山野草や野の花中心の生け込み、季節の花のお届け、花の教室「四季を活ける会」を行う。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです