• 小柄で肌が敏感だった長女のために洋裁を始めた、手づくり暮らし研究家の美濃羽まゆみさん。手づくり教室をきっかけに、しばらく遠ざかっていた「手縫い」の楽しさをあらためて感じるようになったといいます。今回は、美濃羽さんの著書『「使い切る」ソーイングと暮らし』より、手縫いの道具と小さな布小物の楽しみを紹介します。

    はぎれでできる小物

    本の中でレシピをご紹介している暮らしの小さな布小物は、手作り教室から生まれた選りすぐりのアイテム。

    どれも小さな用尺で作ることができ、服づくりで出たはぎれも無駄なく使い切れます。

    丸底巾着バッグ

    2〜3種のはぎれを使ったかわいい巾着バッグ。

    画像: 丸底巾着バッグ

    ワンハンドルバッグ

    コンサバティブなベースカラーに差し色を効かせて。

    画像: ワンハンドルバッグ

    携帯スリッパ

    折りたためるスリッパは携帯ケースに入れて旅などに。

    画像1: 携帯スリッパ
    画像2: 携帯スリッパ

    帛紗

    シックな市販品が多い帛紗も、好みの布で手軽に作れます。

    画像1: 帛紗

    ミシンを使った洋裁が「車移動」なら、手縫いはどこか「散歩」に似ています。

    それは時間や場所を選ばず、少ない道具で楽しめて、五感をフルに使うから。

    布の肌触りを感じながら、手のひらのなかで少しずつ形になっていく様子に夢中になっていると、頭を悩ませていたあれやこれやが不思議とふわり、軽くなっていくよう。

    それはまるで「縫う瞑想」。

    ぜひみなさんも楽しんでみてくださいね。

    本記事は『「使い切る」ソーイングと暮らし』(著/美濃羽まゆみ・主婦と生活社)からの抜粋です。

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    「使い切る」ソーイングと暮らし(主婦と生活社)

    『「使い切る」ソーイングと暮らし』(著/美濃羽まゆみ・主婦と生活社)

    『「使い切る」ソーイングと暮らし』(著/美濃羽まゆみ・主婦と生活社)

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    京都の町家に住む、手づくり暮らし研究家・美濃羽まゆみさんが提案する「布一枚を使い切る」服づくり。和服の無駄が出ない作りにヒントを得て考えたレシピはどれもおしゃれで実用的。また、小さな端ぎれが出た場合、それを使って作るアイテムも紹介。ソーイング以外では、収納、食材、庭造りなどの暮らしに「使い切る」精神を発揮。みかんの皮や茶殻を使い切るアイデアなどを伝授。



    <撮影/新居明子 編集/鈴木理恵>

    画像2: 帛紗

    美濃羽まゆみ(みのわ・まゆみ)
    1980年京都生まれ京都育ち。手づくり暮らし研究家。2008年からFU-KO basics.としてソーイング作品の製作と販売を行う。築100年の京町家で夫と長女、長男の4人と猫3匹と共に暮らす。「ものを作る。 幸せのかたちを作る」をテーマに、人付き合いも暮らしも循環するようなライフスタイルを提案している。『「めんどう」を楽しむ衣食住のレシピノート』(主婦と生活社)、ソーイング本『FU-KO basics. 着るたびに、うれしい服』(すべて日本ヴォーグ社)、『手ぬぐいでちくちく、暮らしの布小物』(家の光協会)など著書多数。
    ブログ:FU-KOなまいにち。
    インスタグラム:@minowa_mayumi
    YouTube:@FUKOHandmade

    ▼連載「美濃羽まゆみのご機嫌スイッチ」▼



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