高温多湿の日本の夏。カビや虫、嫌なにおい……家のじめじめの悩みは尽きません。エッセイスト・石黒智子さんに、とにかく“乾かす”ことを第一に、さわやかに過ごす「夏のじめじめ対策」の知恵を伺いました。
(『天然生活』2024年8月号掲載)
(『天然生活』2024年8月号掲載)
石黒さんのじめじめ対策④
【防臭】魚の生ごみは、においを遮断するパン袋で処分

「昔、パン会社の人から、できるだけにおいを通さない素材で袋を製造していると聞きました」
そこで魚の生ごみは、小さなポリ袋にまとめてからパン袋に入れてごみ箱へ。
「『今日は魚の日』と決めたら一日中魚料理にし、まとめて捨てています。留め具で、しっかりと袋の口を閉じるのも大事です」
石黒さんのじめじめ対策⑤
【防虫】蚊取り線香の灰を小バエ除けに

使い終わったあとの灰は生ごみ用ごみ箱へ
夏に出番が多い蚊取り線香。使用後の灰もしっかり有効活用。
「生ごみを入れるごみ箱の中にばらまくと、小バエの発生を防げます」
庭の温室で使っている蚊取り線香の灰も、害虫除けとしてバラやシャクヤクなどの根元にまく。

〈撮影/杉能信介 取材・文/嶌陽子〉
石黒智子(いしぐろ・ともこ)
雑誌や書籍を通じて家事のアイデアや暮らしの工夫、道具の選び方などを独自の視点で発信。「亀の子スポンジ」など、日用品のプロデュースにも携わる。『70歳からの軽やかな暮らし』(PHP研究所)など著書多数。サイトでは一日一文をアップし続けている。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/luy-ishiguro/i_tomoko/
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです