• 料理研究家の松田美智子さんに枝豆のおいしいゆで方を教えていただきました。ポイントは下処理と、少量のお湯で蒸しゆでにすること。豆のうま味をぎゅっと閉じ込めるおいしいゆで方を紹介します。『天然生活web』に掲載された記事の中から、8月におすすめの記事を紹介します。
    (『天然生活web』初出2023年8月14日)

    枝豆のこと

    画像: 枝豆のこと

    枝豆とは大豆の完熟前の実のこと。タンパク質やビタミンB1・B2が豊富で栄養価が高く、食欲が落ちる夏におすすめの食材です。

    鮮やかな緑色の枝豆のほか、香りと甘みが強い山形のだだちゃ豆や、甘みがあってやわらかい丹波地方の丹波黒など、地方色豊かな品種があるのも枝豆の魅力。産地によって出回る時期がずれるので、夏から秋にかけて長く楽しめます。

    枝豆のおいしいゆで方

    画像: 枝豆のおいしいゆで方

    枝豆は枝つきのものが、鮮度が保たれおすすめです。きちんと下処理をして、少量のお湯で蒸しゆでに。少し手をかけるだけでおいしさが格段に違います。

    材料(つくりやすい分量)

    画像: 材料(つくりやすい分量)
    ● 枝豆1束(枝つきで約500g、実の部分のみで約400g)
    ● 塩(塩もみ用)大さじ2
    ● 自然塩(調味用)小さじ1

    ※調味用の自然塩は、枝豆を別の調理に使う場合は不要

    つくり方

     枝豆は、莢(さや)の端をキッチンばさみで切りながら、枝から外す。さっと洗い、ざるにあげる。

    画像1: つくり方

     塩をふりかけて、擦りながら産毛をとるようにして塩をもみ込む。

    画像2: つくり方
    画像3: つくり方

     直径20cmの鍋に深さ2cmくらいまで水を入れて沸かす。塩少々(分量外)を加え、真ん中が少し空くように枝豆を入れる。ふたをして約3分強火で蒸しゆでにする。途中で上下を返し、ひとつとってかたさをみて、少しかためのところで火を止めて3分蒸らし、ざるにあげる。

    画像4: つくり方
    画像5: つくり方

     自然塩をふり、うちわであおぐ。

    画像6: つくり方

    〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司 取材・文/村上有希〉

    画像7: つくり方

    松田美智子(まつだ・みちこ)
    日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
    インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu

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    別冊天然生活『5つの調理法で大人の料理バイブル100』(松田美智子・著)

    画像: 「枝豆」のおいしいゆで方。おいしさが“格段に変わる”うま味をぎゅっと閉じ込めるコツ/松田美智子さん|8月のおすすめ記事

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    「今日何つくろう?」とお悩みのあなたへ。

    天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。

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    少ない材料でつくりやすい、毎日の食卓に役立つ1冊です。

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    『季節の仕事 (天然生活の本) 』(松田美智子・著)

    『季節の仕事(天然生活の本)』
    (松田美智子・著/扶桑社刊)

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