暑い季節、長時間の火を使う調理は避けたいものです。南インド料理店の総料理長を務める稲田俊輔さんに、少ない材料でつくるうれしいつくりおきと、アレンジレシピをお聞きしました。今回は、「くたくたブロッコリー」と、それを使った「シンプルパスタ」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2023年8月号掲載)
(『天然生活』2023年8月号掲載)
つくりおき
「くたくたブロッコリー」のつくり方

調理工程がシンプルで簡単。ブロッコリーは茎も残さず使います。
くたくたになるまで蒸し煮にするので、かたい茎もやわらかに。
材料(つくりやすい分量)
● ブロッコリー | 1個(約200g) |
● にんにく(薄切り) | 1片分 |
● 赤とうがらし(手でざっくりちぎる) | 1本分 |
● オリーブオイル | ブロッコリーの10%(約20g) |
● 塩 | ブロッコリーの1%(約2g) |
● 水 | 100g |
つくり方
1 ブロッコリーは小房に分けたものをさらに半分に切り、茎の部分はかたい皮をむいて厚めにスライスする。
2 鍋にすべての材料を入れ、ふたをして中火にかける。
3 蒸気が上がってきたら弱火にして15分蒸し煮する。冷蔵庫で4日間保存可能。
【おすすめの食べ方】
サラダのトッピング、鶏肉や魚のソテーのつけ合わせや粗くつぶしてソースに。

<料理/稲田俊輔 撮影/公文美和>
稲田俊輔(いなだ・しゅんすけ)
料理人。飲食店プロデューサー。飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。著書に『ミニマル料理』(柴田書店)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです