• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、火を使わずに手軽につくれる「コーンスープ」のお話です。

    市販のコーンクリーム缶でつくる「簡単コーンスープ」

    夏になるとよくつくるスープです。食欲がないときや何をするのも面倒なとき、でもちょっとおなかに何か入れたいときにつくります。

    ペースト状になった「コーンクリーム缶」を使います。粒コーン缶よりマイナーなので、缶詰売り場で間違わないように探してください。

    最近は缶と紙パックの両方を見かけますが、私は常にいくつか買い置きをしておきます。

    このコーンクリーム缶と同量の豆乳をまぜ、味付けは「白だし」で加減して完成です。ただし、白だしはメーカーによって希釈倍率が異なるので「お吸い物」など汁物の配合を参考に、少しずつ加えてお好みの濃さにしてください。

    加熱せず、混ぜれば完成という簡単さです。お好みですが、風味付けとして、仕上げにオリーブオイルを少し垂らしました。

    画像: 火を使わず、手軽にコーンスープが完成!

    火を使わず、手軽にコーンスープが完成!

    加熱する場合は卵を入れたり、鶏がらスープで味付けしても

    鍋で加熱してつくり、最後に溶き卵を加えれば卵入りコーンスープにもなります。これは冬の寒い時季、おなかを温めたいときにつくります。

    どちらも混ぜるだけ。加熱するかどうかはその日の気分次第です。

    今回は非加熱でもよくなじむ「白だし」を使いましたが、加熱する場合は顆粒の「鶏がらスープの素」を使うのもおすすめ。中華コーンスープになります。

    個人的には無調整豆乳が合うと思いますが、もちろん普通の牛乳でもおいしくつくれます。いざというときの簡単な汁物として、ぜひご活用ください。

    「簡単コーンスープ」のつくり方

    画像: 「簡単コーンスープ」のつくり方

    材料(つくりやすい分量)

    ● コーンクリーム缶(190gを使用)1缶
    ● 無調整豆乳コーンクリーム缶と同量
    ● 白だし大さじ2~
    ● オリーブオイル適量 (お好みで)
    画像: 材料(つくりやすい分量)

    つくり方

     ボウルにコーンクリーム缶を入れ、別の容器に同量の豆乳を注ぎ、ボウルに加える。

    画像: つくり方

     よく混ぜながら白だしを加えて味を調える。

     器に注ぎ、お好みでオリーブオイルを垂らす。

    〈温かいコーンスープをつくる場合は〉
    上記と同様に鍋に入れて中火で加熱し、溶き卵を混ぜて出来上がり。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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