仕事などで遅くなっても、さっとつくれて体に負担のない料理が心強い味方になります。今回は、料理研究家で栄養士の今泉久美さんに、貧血予防にいい夜ごはん「牛肉カレー」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2024年10月号掲載)
(『天然生活』2024年10月号掲載)
貧血予防にいい夜ごはん
牛肉カレーのつくり方
貧血予防におすすめの牛肉カレーは、炒め煮で短時間でつくれます。
鉄分の吸収率を高めるじゃがいも、パプリカを一緒に。

貧血予防のポイント
鉄分が豊富な牛肉の赤身を使用しましょう。鉄分の吸収率を高めるビタミンCが豊富なじゃがいもとパプリカを合わせて。チーズの代わりにゆで卵のスライスをカレーにのせても。
材料(2人分)
● 牛赤身切り落とし肉(または薄切り肉) | 100g |
A | |
・塩 | 小さじ1/4 |
・こしょう | 少々 |
・酒 | 大さじ1 |
● 玉ねぎ(縦半分を横に薄切り) | 1/2個 |
● にんにく(すりおろし) | 1片分 |
● しょうが(すりおろし) | 1片分 |
● 赤パプリカ(縦半分を横に薄切り) | 1/2個(60g) |
● じゃがいも(5mm厚さの半月切り) | 小1個 |
● まいたけ(小房にほぐす) | 1/2パック |
● 油 | 大さじ1 |
● カレー粉 | 大さじ1 |
B | |
・水 | 250mL |
・ケチャップ | 大さじ1 |
・チキンコンソメ(固形) | 1/2個 |
● 塩 | 適量 |
● カレー粉 | 適量 |
● 温かいごはん | 2杯分 |
● プロセスチーズ(5mm角に切る。またはピザ用チーズでもよい) | 15g |
つくり方
1 牛肉はひと口大に切り、混ぜ合わせたAをからめる。
2 フライパンに油を熱し、玉ねぎとパプリカをしんなりするまで炒める。じゃがいもと牛肉を加え肉の色が変わるまで炒め、まいたけ、にんにく、しょうがを加えて炒める。油がなじんだらカレー粉大さじ1をふってさっと炒め、Bを加えて煮立てる。
3 ふたをして弱火で5~7分、じゃがいもに火が通るまで煮る。
4 3に塩とカレー粉適量を加えて調味し、チーズを混ぜたごはんとともに盛る。
〈料理/今泉久美 撮影/川村 隆 スタイリング/竹内万貴〉
今泉久美(いまいずみ・くみ)

料理研究家、栄養士。女子栄養大学栄養クリニック特別講師。塩分控えめで野菜をたっぷり使ったバランスのよい料理を提案。長く山梨と東京の2拠点生活を送る。著書に『「豆」を食べる習慣が体を守る!』(文化出版局)、『70歳からの火を使わないパパッと絶品ごはん』(PHP研究所)など。
インスタグラム@kumi_imaizumi0115
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです