CAFE
PASMAL パマル/빠말
鍾路区の静かな通りで一際目を引く佇まいの「PASMAL(パマル)」は、2025年の春にオープンしたカフェ&ワインバー。
お店の名前はフランス語で「悪くない」という意味ですが、“なんだかとてもいい感じ”、そんな控えめな肯定を感じさせる空気が流れています。
もともと韓国の人気カフェ「キャメルコーヒー」でアートディレクターをされていたオーナーが、独立して初めて開いたこのお店。
フランスに滞在していたときに出合った、ナチュラルワインを扱うカフェのような場所にインスピレーションを受けて、「ソウルでもそんな空間ができたら」との想いから生まれたそうです。
帰国してすぐに偶然見つけた物件が、なんと元・箸の博物館。パリ帰りの日に出合ったというエピソードも含めて、なんだか運命的です。
ここでぜひ味わっていただきたいのが、自家製のフォカッチャと、ミナリ(韓国のセリ)がアクセントになったキンパ。
そしてそれに合わせたナチュラルワインのペアリング。
ふらりと立ち寄って、さくっと食べて飲んで帰る、そんな過ごし方ができるのもこの店の魅力だと思います。
夜にはレコードをかけたり、DJイベントが行われたりすることもあるそうで、カフェでありながらカルチャーが交差する場でもあるのがとても素敵でした。
ここに来れば、ソウルの今を体感できる。そんなお店です。
PASMAL パマル/빠말
住所:ソウル特別市 鍾路区 彰義門路142-1(서울특별시 종로구 창의문로 142-1)
営業時間:11:00〜23:00(ラストオーダー22:00)
定休日:無休
最寄り駅:地下鉄3号線 景福宮駅 徒歩36分(バスで15分)
@p.a.s.m.a.l
本記事は、『わたしの週末ソウル』(kazumi 著/宝島社)からの抜粋です
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さまざまなファッション誌や広告で活躍するモデルkazumiさんが、毎月渡韓するほど愛してやまないソウルのおすすめスポットを紹介するガイドブックです。
食、ファッション、器・雑貨、美容、カルチャーをテーマに、kazumiさんならではの視点でホットな場所やトレンド情報を厳選!
また、月刊誌『リンネル』で2024年9月号から2025年8月号まで掲載された連載「kazumiが学ぶ、ときめきの韓国」を再編集した内容も収録されています。韓国初心者はもちろん、韓国に行き慣れた人たちにとっても新たな発見がある、旅のお供にピッタリな一冊です。
<撮影/Yutaro Yamane(TRON) ヘア&メイク/Yuka Takamatsu スタイリスト/Asuka Ishii ロケーションコーディネート/Aiko Futamata 編集・文/Shoko Matsumoto>
kazumi(かずみ)
モデル。奈良県出身。『リンネル』をはじめ、女性誌を中心にCM、広告などで活躍中。ナチュラルながらも大人可愛い着こなしに定評があり、ファッションアイコンとしてInstagram(@kazumi0728)やYouTubeチャンネル『kazumi room』でも絶大な人気を誇る。韓国にはドラマをきっかけに興味を持ち、推し活に勤しむ中、韓国語を学んだり、月に一度のペースで韓国へ旅をしたりしている。