さんまの簡単コンフィのつくり方

そのまま食べても、パスタソースにアレンジしてもおいしい。
材料(つくりやすい分量)

● さんま | 2尾 |
● 塩 | 小さじ1 |
● にんにく(スライス) | 大さじ1 |
● ミニトマト | 10個 |
● A | |
・ベイリーフ(ローリエ) | 1枚 |
・白粒こしょう | 小さじ1 |
・赤とうがらし | 1cm |
・白ワイン | 大さじ2 |
● オリーブオイル | 1カップ |
つくり方
1 さんまは、うろこがあれば包丁の先で尾側から頭に向かってやさしく除く。ペーパータオルを小さく折り畳み、汚れをとる。頭と尻尾を切り落とし、半分に切る。

2 鉄またはホーロー鍋にオリーブオイルを材料の半量ひき、さんまを並べる。塩、にんにくを加え、残りの油を加える。


3 Aを加え、火にかける。中火の弱でふたをして15分。ミニトマトを加え、ふたをしてさらに15分煮る(全部で30分)。


※油にしっかりつけて冷蔵庫で2~3日保存可能。
さんまのこと

さんまは、日本を代表する秋の味覚のひとつ。旬は9月から11月頃で、この時季に水揚げされるさんまは脂がのり、一層おいしくなります。体型が刀状をしているところから、漢字では「秋刀魚」と表記されるさんま。ワタもおいしく味わえるのがさんまの大きな特徴。独特の苦味がたまらないおいしさです。
脂肪部分には学習・記憶能力の向上や、動脈硬化・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病など生活習慣病の予防効果があるとされるEPA、DHAが豊富。そのほか貧血予防によいビタミンB群、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。塩焼きはもちろん、さまざまな料理でいただきましょう。
さんまを選ぶときは、ふっくらとハリのある体つきで、目や口先が鮮やかな黄色、背が青黒く光り、腹がかたいものを選ぶのがおすすめです。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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