かぼちゃの厚切りきんぴらのつくり方

かぼちゃは火が通りやすいので、手早く調理できる。
材料(つくりやすい分量)

● かぼちゃ(皮付き) | 300g |
● ごま油 | 大さじ1 |
● とうがらし | 1cm |
● 三温糖 | 大さじ1 |
● 酒 | 大さじ3 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
● 白ごま | 大さじ1 |
かぼちゃの切り方
1 かぼちゃはおしりを薄く切り除く。上部のかたいへたを避けて中央に包丁をいれ、ゆっくり半分に切る。

2 反対側から線を合わせるように切り、少しずつ刃を入れる。最後にぱかっと割り、まんなかをととのえる。このとき、テコの原理を利用するとよい。


※出刃包丁より、菜切包丁のほうが切りやすい。角を切って、まな板に並行になるよう安定させると切りやすい。
※切ったあとは切り口に空気に触れないようラップをして保管するとよい。
つくり方
1 かぼちゃを半分に切り、繊維に沿って4cm長さ7mm幅程度に切りそろえる。皮のほうから切ると切りやすい。

2 フライパンにごま油、とうがらしを入れ、中火にかける。ふつふつしたら、1のかぼちゃ、三温糖を加える。

3 照りが出てきたら、酒、1/4カップの水(分量外)を加え、強火にして汁気がなくなるまで炒める。

4 甘さをみて、足りなければ砂糖を加えてもよい。汁けがなくなったら、しょうゆを加え、全体を混ぜ合わせる。


※火を通しすぎるとやわらかくなるので、さっと炒めるのがコツ。
かぼちゃのこと

かぼちゃは、夏に収穫の最盛期を迎え、追熟させることで秋に甘味と風味を増す滋味深い野菜です。栄養価も高く、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維などが豊富。抗酸化作用や免疫力向上、便秘解消効果が期待できます。
栗のようなほっくりとした食感と上品な甘さが特徴。調理法はさまざまで、煮もの、天ぷら、スープ、サラダなど、和洋問わず幅広い料理に活用できます。甘みを活かしたお菓子づくりにも最適。秋の味覚として、食卓を彩る人気の野菜です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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