パンジーとビオラを長く楽しむ
育て方のポイント
日当たりのよい場所で育てます。
凍るほどの寒さにも耐えますが、大輪系は霜や寒風で花びらが傷みやすいので気をつけて。
水のやりすぎは茎が間延びするため、しっかり土が乾いてから与えます。葉がしんなりしてからでも遅くありません。
開花期間が長いので、肥料と花がら摘みはまめに行います。花がらは、花茎のつけ根から手で折り取ればOK。
パンジーは1~2月の低温期は開花がゆっくりで、花が途切れることも。
10~11月に植えて年内にしっかり株をつくり、肥料を切らさなければ、冬中しっかり開花します。
気温が高くなるとアブラムシがつきやすいので、冬期から薬剤で防除しておけば、春の大量発生を防げます。
〈撮影/北川鉄雄 取材・文/山本裕美〉
※本記事は『育て方・使い方がよくわかる フローラ黒田園芸の草花図鑑』(家の光協会)からの抜粋です。
◆庭づくりや寄せ植えで役立つ、気候変動もふまえた“新しい”草花の参考書◆
弟の和義さんが仕入れる質のよい草花と、その草花を使って兄の健太郎さんがつくり上げるセンスのいい寄せ植えが人気の園芸店「フローラ黒田園芸」。
品種改良の技術によって花の色や大きさ、咲き方などにバリエーションが増えたこともあり、植物の魅力をあらためて実感すると話します。
本書は、日々、草花とふれあうお二人による「園芸店に並ぶ入手しやすい基本的な植物」を長く楽しむためのハンドブック。
定番から最新品種まで、231種の草花の出回り時期や特徴、庭づくりや寄せ植えでのおすすめの使い方、育て方のコツなどを解説します。
昨今の夏の異常な暑さのような気候変動もふまえた、新しい草花の育て方の参考書です。
【もくじ】
● PART1
種類やカラーが豊富に揃う
定番・人気の草花図鑑
・人気の草花ベスト18
・花期が長い草花
・丈夫で枯れにくい草花
・手間がかからない草花
・縦に大きく育つ草花
・横に大きく育つ草花
・コンパクトに育つ草花
・主役を引き立てる草花
・グラウンドカバーに向く草花
● PART2
出回り時期別
四季の草花とグリーン図鑑
・春の草花
・夏の草花
・秋の草花
・冬の草花
・グリーン
● PART3 庭やベランダを飾るアイデア
● PART4 草花の育て方の基本
黒田健太郎(くろだ・けんたろう)
黒田和義(くろだ・かずよし)
埼玉県にある園芸店「フローラ黒田園芸」に勤務。兄(健太郎)は寄せ植え制作やメディア発信、弟(和義)は仕入れなどを担当。弟が仕入れた草花を使って兄がつくる寄せ植えが人気を呼び、遠くから訪れるファンも多い。店内のあちこちには小さなスペースを生かして季節の草花が植えられ、そのセンスのよい植栽はガーデンづくりの参考になる。YouTubeやインスタグラムも人気で、寄せ植え作品やガーデンづくりの様子も見られる。
YouTube:フローラ黒田園芸ガーデニングチャンネル
インスタグラム:@kentarokuroda(黒田健太郎)/@florakurodaengei_staff(フローラ黒田園芸)





