• 涼しくなり、庭づくりや寄せ植えにぴったりの秋。埼玉県の園芸店「フローラ黒田園芸」の黒田健太郎さん・和義さんに、秋に出回り、冬から春まで楽しめる人気の草花「ハボタン」の育て方のポイントを教わります。

    ハボタンを長く楽しむ
    育て方のポイント

    日当たりのよい場所で育てます。

    耐寒性は強いといっても凍結しないよう、夜間だけでもシートをかけるとよいです。

    乾燥にも強いですが、乾かしすぎると、葉が黄色くなって落ちるので、表土が少し乾いたら、たっぷりと水やりします。

    肥料を与えることで、葉色がきれいに出て、枚数も維持できるので、定期的に追肥します。

    下葉が黄色くなったら、早めに切り取りましょう。そのままにしておくと、カビや腐る原因になります。

    春に花芽が上がれば終わりですが、花芽を切ってわき芽を伸ばし、涼しい場所で夏越しさせると、秋に茎のうねりを生かした踊りハボタンとして楽しむこともできます。

    画像: 寄せ植えに使いやすい小型タイプ

    寄せ植えに使いやすい小型タイプ

    画像: 色合いも華やかなフリル種

    色合いも華やかなフリル種

    ▼フローラ黒田園芸の“秋の寄せ植え”の記事はこちら

    〈撮影/北川鉄雄 取材・文/山本裕美〉

    ※本記事は『育て方・使い方がよくわかる フローラ黒田園芸の草花図鑑』(家の光協会)からの抜粋です。

    『育て方・使い方がよくわかる フローラ黒田園芸の草花図鑑』(黒田健太郎、黒田和義・著/家の光協会・刊)

    画像: 秋の寄せ植えにおすすめ「ハボタン」の魅力と育て方のコツ。色づく姿が美しい冬から春まで楽しめる人気の植物/黒田健太郎さん・和義さん(フローラ黒田園芸)

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    ◆庭づくりや寄せ植えで役立つ、気候変動もふまえた“新しい”草花の参考書◆

    弟の和義さんが仕入れる質のよい草花と、その草花を使って兄の健太郎さんがつくり上げるセンスのいい寄せ植えが人気の園芸店「フローラ黒田園芸」。

    品種改良の技術によって花の色や大きさ、咲き方などにバリエーションが増えたこともあり、植物の魅力をあらためて実感すると話します。

    本書は、日々、草花とふれあうお二人による「園芸店に並ぶ入手しやすい基本的な植物」を長く楽しむためのハンドブック。

    定番から最新品種まで、231種の草花の出回り時期や特徴、庭づくりや寄せ植えでのおすすめの使い方、育て方のコツなどを解説します。

    昨今の夏の異常な暑さのような気候変動もふまえた、新しい草花の育て方の参考書です。

    【もくじ】
    ● PART1
    種類やカラーが豊富に揃う
    定番・人気の草花図鑑
    ・人気の草花ベスト18
    ・花期が長い草花
    ・丈夫で枯れにくい草花
    ・手間がかからない草花
    ・縦に大きく育つ草花
    ・横に大きく育つ草花
    ・コンパクトに育つ草花
    ・主役を引き立てる草花
    ・グラウンドカバーに向く草花
    ● PART2
    出回り時期別
    四季の草花とグリーン図鑑
    ・春の草花
    ・夏の草花
    ・秋の草花
    ・冬の草花
    ・グリーン
    ● PART3 庭やベランダを飾るアイデア
    ● PART4 草花の育て方の基本


    黒田健太郎(くろだ・けんたろう)
    黒田和義(くろだ・かずよし)
    埼玉県にある園芸店「フローラ黒田園芸」に勤務。兄(健太郎)は寄せ植え制作やメディア発信、弟(和義)は仕入れなどを担当。弟が仕入れた草花を使って兄がつくる寄せ植えが人気を呼び、遠くから訪れるファンも多い。店内のあちこちには小さなスペースを生かして季節の草花が植えられ、そのセンスのよい植栽はガーデンづくりの参考になる。YouTubeやインスタグラムも人気で、寄せ植え作品やガーデンづくりの様子も見られる。
    YouTube:フローラ黒田園芸ガーデニングチャンネル
    インスタグラム:@kentarokuroda(黒田健太郎)/@florakurodaengei_staff(フローラ黒田園芸)



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