キャベツやトマト、豆腐まで、食材がちょっと余ると、すぐに塩もみをして保存するというワタナベマキさん。かさが減るぶん、たっぷり食べられるだけでなく、料理に使う際に、おいしいだしになってくれるそう。塩で下処理をしたあとの活用レシピを教えていただきました。今回は『塩キャベツと鶏の塩煮』です。
(『暮らしのまんなか』vol.31より)
(『暮らしのまんなか』vol.31より)
塩キャベツと鶏の塩煮のつくり方

塩キャベツを、水けをしぼらずに加えるのがポイント。
おいしいキャベツのエキスが鶏のうま味と引き立て合います。粉山椒をピリリと効かせてどうぞ。
材料 (2人分)
● 塩キャベツ | 2カップ |
● 鶏もも肉 | 250g |
● 玉ねぎ | 1個 |
● しょうが(せん切り) | 1片分 |
● 酒 | 80mL |
● ごま油 | 小さじ2 |
● 粉山椒 | 少々 |
つくり方
1 玉ねぎは8等分のくし形に切る。鶏肉は好みで皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。
2 鍋にごま油をひいて中火で熱し、しょうがを入れて香りが立ったら、鶏肉を入れ、表面に焼き目をつける。玉ねぎを加えてさっと炒め、塩キャベツを水けをしぼらずそのまま加える。
3 2 に酒を加えてひと煮立ちさせ、あくが出たら取り除く。弱火にしたらふたをし、12分ほど煮る。
4 器に盛りつけ、粉山椒をふる。

炒めた鶏肉と玉ねぎの上に、しんなりとした塩キャベツをたっぷりのせて煮る
ワタナベマキ(わたなべ・まき)
料理研究家。デザイナー時代に友人や知人につくったまかない料理が評判となって、ケータリングサービスを開始し、料理の道へ。中学生の息子の母でもあり、仕事と家事の両立を意識したなかで、つくりやすくバランスのよい料理を提案。
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