• いつまでも元気に若々しく過ごしたい人にとって、「タンパク質」はとても重要な栄養素です。料理家栄養士長谷川弓子さんに、効率的に、手軽に、そしておいしく、日々の献立に取り入れるための工夫を教わります。
    (『天然生活』2024年11月号掲載)

    日々の食事でタンパク質をたっぷり摂る方法

    それでは、毎回の食事でタンパク質をどのように摂るといいのでしょうか。

    タンパク質をたっぷり摂るためのエッセンスを教えてもらいます。

    「タンパク質は、肉や魚だけではなく、野菜や主食にも含まれています。また、タンパク質を吸収しやすくする栄養素、ビタミンDやK、カルシウムなどのミネラルを同時に摂るとさらにいいです」

    画像: アボカドのビタミンEとヨーグルトのカルシウムも加わった高タンパクサラダ

    アボカドのビタミンEとヨーグルトのカルシウムも加わった高タンパクサラダ

    とはいえ、難しく考える必要はなく、「さまざまな食品を満遍なくとることで、自然と栄養バランスの整った食事になる」とのこと。

    「献立では、食材の5色を取り入れることを心がけます。の色を意識してみてください。いわゆる“まごわやさしい”も参考になります。豆、ごま、わかめなどの海藻、野菜、魚、しいたけなどきのこ、いも類を、積極的にとるようにしてみましょう」

    画像: 蒸し大豆たっぷりの「タコライス風ごはん」。工夫次第でタンパク質増&カロリーオフが叶う

    蒸し大豆たっぷりの「タコライス風ごはん」。工夫次第でタンパク質増&カロリーオフが叶う

    また、炭水化物を控える人が増えていますが、「エネルギー源となる炭水化物を抜くのはおすすめしません。糖質や脂質は調節して、しっかり食べるのが基本」だそう。

    ただし、麺やどんぶりなどの単品メニューは栄養が偏りがちなので、副菜をプラスするなどの工夫を。

    続けるために必要なのは、「手軽な食材で、手間がかからず、そして何よりも、おいしいこと」。

    少しだけ意識することから始めて、毎日の食卓に「タンパク質ごはん」を取り入れてみませんか。



    〈料理・スタイリング/長谷川弓子 撮影/山田耕司 取材・文/尾﨑真佐子〉

    長谷川弓子(はせがわ・ゆみこ)
    料理家・栄養士。近茶流宗家・柳原一成氏、柳原尚之氏に師事し、日本料理を学びながら、「柳原料理教室」のアシスタントを務めた。現在、聖徳大学短期大学部の准教授として、調理実習などの授業を担当している。著書に、『季節の魚料理』(扶桑社)がある。
    インスタグラム@haseyumi79

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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