キャベツやトマト、豆腐まで、食材がちょっと余ると、すぐに塩もみをして保存するというワタナベマキさん。かさが減るぶん、たっぷり食べられるだけでなく、料理に使う際に、おいしいだしになってくれるそう。塩で下処理をしたあとの活用レシピを教えていただきました。今回は『塩豆腐の揚げ出し豆腐』です。
(『暮らしのまんなか』vol.31より)
(『暮らしのまんなか』vol.31より)
塩豆腐のつくり方

豆腐に塩をするとねっとりした食感に。
いつもとは違うおいしさを体験できます。
材料 (つくりやすい分量)
| ● 豆腐(絹ごし・木綿) | 300g(1丁) |
| ● 塩 | 6g(豆腐の分量の2%) |
つくり方
1 豆腐は、キッチンペーパーを二重に巻きつけ、倍の重さの重しで約1時間しっかりと水切りをする。
2 キッチンペーパーを取り除いた1の全体に塩をなじませ、そのあとにラップで包み、冷蔵庫でひと晩おく。
※冷蔵庫で4、5日保存可能
塩豆腐の揚げ出し豆腐のつくり方

塩をしてから揚げるとだしとからみやすくなります。
材料 (2人分)
| ● 塩豆腐(木綿) | 1丁 |
| ● 大根(すりおろし) | 4cm分 |
| ● しょうが(すりおろし) | 1片分 |
| ● 片栗粉 | 大さじ3 |
| ● かつお昆布だし | 300mL |
| ● 酒 | 大さじ1 |
| ● 塩 | ひとつまみ |
| ● 揚げ油 | 適量 |
つくり方
1 鍋にだしと酒を入れて中火でひと煮立ちさせたら、塩を加える。
2 塩豆腐は6等分に切って片栗粉をまぶし、170℃に熱した油で表面がカリッとなるまで3分ほど揚げる。
3 器に盛った2に1を注ぎ、大根おろしとしょうがをのせる。
4 器に盛り、こしょうをふる。
ワタナベマキ(わたなべ・まき)
料理研究家。デザイナー時代に友人や知人につくったまかない料理が評判となって、ケータリングサービスを開始し、料理の道へ。中学生の息子の母でもあり、仕事と家事の両立を意識したなかで、つくりやすくバランスのよい料理を提案。
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