(『天然生活』2024年10月号掲載)
刺激を脳に送り続けて、思考の若さを保ちたい
60歳、還暦を迎え、「いまが一番楽しい!」と、口角を上げ目尻を下げる金子敦子さん。服のコーディネートを紹介するブログが話題になり、いまはファッションを超え、ライフスタイルでも多くの女性たちから注目されています。そんな金子さんに、すこやかな体をつくるためのルーティンを伺いました。
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朝のごみ拾い

親しみやすく等身大のファッションが受け、人気ブロガーに
マイトングとごみ袋持参で、家の周りの道路のごみを拾います。5分もするとごみ袋はパンパン。「道にごみを捨てるなんて!」と最初はイライラしていたけれど、どんどんきれいになっていく様子に晴れ晴れとした気持ちになったのだそう。「小学生の女の子にお礼をいわれたり、地域の方との交流が生まれたり、世界が広がりました」

空のペットボトル、たばこの吸い殻など、ちょっと歩くだけでごみはたくさん。「拾っていると『ありがとうございます』と声をかけられたり清々しい」
とにかく多種類の食材を食べる

毎日欠かさず食べるのは、バナナとキウイ、焼きいも、焼きのりとわかめ、納豆、煮豆、豆腐、梅干し、しらす、たっぷりの野菜、卵、肉か魚
「朝から一日の目標摂取品目がクリアできてしまう」というくらい充実の朝食。ふかしたサツマイモやカボチャ、ひじき煮、豆の水煮など常備食材を、ずらっと食卓に並べ、サラダの上にトッピングしていくビュッフェ形式です。「海藻や豆、タンパク質、野菜などとにかくいろいろな食材を食べるようにしています」


「バランス日記」というアプリで、10食品群の食材が摂取できたかを毎日チェック。これで食べ忘れなし
時間ができたらサウナへ

サウナハットと、体と髪兼用のシャンプーバー、ミニタオルが持ち物
最近はまっているサウナ通い。時間があれば向かいます。「単純に汗をいっぱいかいて気持ちいいし、血管の拡張と収縮を繰り返すことで、血管の筋トレになるそうですよ。しなやかな血管を目指します」。ちょっと遠い街でも、自転車に乗ってひょいとお出かけ。小さな旅のようで、日常のいいアクセントになり、費用対効果は抜群。
〈撮影/林 紘輝 構成・文/鈴木麻子〉
金子敦子(かねこ・あつこ)
ファッションインフルエンサー。看護師を目指して、38歳で看護学校へ入学して資格取得。50代前半、日々の着こなしを紹介するブログを始め、親しみやすく等身大のファッションが受け、人気ブロガーに。『新 大人の普段着』(主婦と生活社)、『ヤッホー! 60歳』(扶桑社)など著作活動も。
インスタグラム:
@55akotan
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




