• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、焼き鳥風のヘルシーおつまみ「こんにゃくの串焼き」のお話です。

    まるで焼き鳥のよう!こんにゃくでつくる「ヘルシーおつまみ」

    こんにゃくを使って、ちょっと変わった"おつまみ”をご紹介します。

    薄めに切ったこんにゃくをフライパンで炒めて、味つけをしてから串にさします。一見手間がかかるように見えますが、見た目や食感は思っている以上に味を左右します。目先が変わったおつまみは気分も盛り上がるので、ぜひ挑戦してみてください。

    味つけは、市販の「焼き肉のたれ」を使うので失敗がありません。こんにゃく自体に味がないので、焼き肉のたれとバターで少し濃いめの味つけに仕上げるのがポイントです。

    画像: 焼肉のたれとバターで間違いなしのおいしさ

    焼肉のたれとバターで間違いなしのおいしさ

    焦げつきやすいので調味料を入れたら、さっとからめる程度で火を切りましょう。その後は手で触れられるくらいまで冷ましてから、串に刺していきます。

    こんにゃくが波打つように1.5cmくらいの間隔で串を刺していきます。こんにゃくを薄めに切ると刺しやすいのですが、逆に薄すぎると炒めたときに破けてしまうので、厚さは3~4mmが目安です。

    画像: こんにゃくは3~4mmに切るのがおすすめ

    こんにゃくは3~4mmに切るのがおすすめ

    こんにゃくの長さにもよりますが、ひと切れかふた切れを刺して、焼き鳥のような見た目になれば完成です。串をもってダイナミックにいただくと、まるで焼き鳥を食べているような感覚になります。

    カロリーも控えめなので、秋の夜長の晩酌タイムにぴったりのヘルシーおつまみです。七味とうがらしやブラックペッパーをかけていただきましょう。もちろん串に刺すのが面倒なときはそのままどうぞ。

    画像: もちろんそのままでもおいしくいただけます

    もちろんそのままでもおいしくいただけます

    「こんにゃくの串焼き」のつくり方

    画像: 「こんにゃくの串焼き」のつくり方

    材料(6本分)

    ● こんにゃく130g相当(3~4mmの厚さに切る)
    ● 焼肉のタレ大さじ1
    ● にんにく1/2かけ(スライス)
    ● バター小さじ1
    ● ブラックペッパー適量
    画像: 材料(6本分)

    つくり方

     こんにゃくを薄く切ってフライパンに並べたら中火で加熱する。

     表面が乾いて薄く焼き色がついたら、反対側も同じように焼く。

     にんにくと焼き肉のたれを加えて全体を混ぜ、バターを加えたら火を切ってからめる。

    画像1: つくり方

     そのまま少し冷ましたら、こんにゃくを波打つように串にさしていく。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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