大地の養分と太陽の力をぎゅっと蓄えて、素材の味が濃く強くなってくる季節です。台所に立って、旬の恵みを手に感じながら、この時季ならではの保存食をつくってみませんか。今回は、料理家の李映林さんに『薬(やく)コチュジャン』のつくり方とおいしい食べ方を教えていただきました。
(『天然生活』2020年11月号掲載)
(『天然生活』2020年11月号掲載)
コチュジャンのつくり方

材料(つくりやすい分量)
| ● もち米 | 2合 |
| ● 玄米麹(なければ米麹) | 180g |
| ● 粉とうがらし | 130g |
| ● 塩 | 大さじ3 |
| ● しょうゆ | 大さじ1 |
| ● 酒 | 大さじ3 |
つくり方
1 もち米は洗ってざるに上げて水けをきる。
2 玄米麹に60℃の湯を1/2カップ加えて混ぜる。
3 炊飯器の内釡にもち米を入れて普通の水加減で炊飯する。
4 3のもち米に2の玄米麹を加えて混ぜ、再び炊飯器でひと晩保温する(その際、ふたを半分開けたまま、濡らして絞ったさらしや麻布をかけて、途中何度か混ぜる)。
5 鍋に4を移し、塩、しょうゆ、酒を加えて弱めの中火で混ぜながらフツフツと煮る。火からおろし、粉とうがらしを加えて混ぜる。
※仕上がり約850g
※冷蔵庫で約3カ月間保存可能。
〈料理・スタイリング/李 映林 撮影/在本彌生 取材・文/河合知子〉
李映林(り・えいりん)
韓国・済州島生まれ。娘のコウ静子、息子のコウケンテツとともに料理家として活躍。近著に『李映林、季節の仕込みもの』(グラフィック社)。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



