ファイバー製の植木鉢
軽くて丈夫! 自由度の高いは、かたちで選ぶ

軽くて丈夫、そして表情豊か。素材の進化が、"植木鉢を選ぶ楽しさ"をさらに広げてくれます
ファイバー製の植木鉢は、繊維で補強した樹脂やセメントを使った、軽くて丈夫なのが特徴。テラコッタやコンクリートのような質感を持ちながらも、軽量で扱いやすいのが魅力です。
動物や本などをモチーフにした遊び心のあるデザインから、シンプルでスタイリッシュなものまで、幅広い表情を楽しめます。大きめの観葉植物を飾りたいときにも安心して使える、実用性とデザイン性を兼ね備えた植木鉢です。
ガラス製の植木鉢
透明感のあるガラスは、光の表情で選ぶ

最近は底穴付きも登場し、実用性が高まったガラス鉢。光を透かす透明感が、空間に清潔で涼やかな印象を添えます
透明タイプは、ミニマルや北欧インテリアに合わせると、軽やかで洗練された印象に。少し色味のあるガラスは、アンティークやナチュラルな部屋に深みを添えます。
光を受けてきらりと輝く姿は、見ているだけで気持ちまで澄んでいくよう。ガラスならではの透明感が、空間に優しいリズムをもたらしてくれます。
植木鉢を選ぶ文化という小さな彩り

鉢を選ぶ時間は、自分を整える時間。自分にぴったりの"みどりの相棒"を見つけてみませんか
同じ植物でも、植木鉢を替えるだけでお部屋の印象はやわらかく変わり、そこにいる人の気持ちまでも穏やかに整えてくれます。
この小さな変化の積み重ねが、 暮らしに彩りを添える新しい文化━━ それが 「植木鉢を選ぶ文化」です。
植物を「育てる」ことはもちろん大切ですが、それに加えて「装う」視点を持つと、グリーンは特別な存在へと変わります。
毎日を過ごす部屋の中で、植木鉢と植物が一緒に生み出す調和を感じることは、心を整える時間そのもの。そして何より、自分が 「心地よい」と感じる植木鉢を選ぶことがいちばん大切です。
値段や丈夫さよりも、暮らしの中で心が落ち着くかどうか。
そんな感覚で、私は植木鉢を選んでいます。
毎日目にするたびに、ほっとできる。そんな存在が、自分にとっての"よい植木鉢"なのだと思います。また、植物の成長は日々の喜び。そして、植木鉢の表面に少しずつ現れてくる色や風合いの変化も、それはそれで"植木鉢の成長"のように感じます。
そんな経年の味わいも、暮らしの中でゆっくりと楽しみたいと思っています。

同じインテリアでも、グリーンと植木鉢で印象が大きく変わります
その感覚を大事にしながら、少しだけ素材やかたちを意識すると、植物との暮らしはもっと楽しく、もっと自分らしく広がっていきます。
ぜひこの楽しさと喜びを味わっていただけたら嬉しいです。暮らしに小さな彩りを添える「植木鉢を選ぶ文化」が、 これからも静かに広がっていくことを願っています。
<写真・文/RIKA>
RIKA/「みどりの雑貨屋」コーディネーター
関西に店舗を展開する、植物とそれに似合う雑貨のお店「みどりの雑貨屋」でブランドストーリーの企画や発信を担当。自宅マンションでは、ベランダガーデニングやDIYを楽しみながら、心地よいグリーンのある暮らしを実践。植物と鉢、雑貨を組み合わせた"みどりのある心豊かな暮らし"をSNSで提案している。
Instagram:@skipkibun_rika




