• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、簡単なのに食べ応えのある「ちくわとブロッコリーのイングリッシュマフィン」のお話です。

    ほんの少しの手間で、食べ応えも栄養もアップ!

    朝食がトーストとコーヒーだけですませる時の罪悪感は否めません。たとえおいしいバターやジャムを添えたとしても、なんとなくバランスの悪さや栄養不足を感じてしまいます。

    そんなときは、トーストをちょっとだけボリュームアップしてみましょう。しかも、忙しい朝にうれしい簡単レシピです。

    ブロッコリーはつぼみの部分だけでなく、皮をむいた茎の部分も使います。甘くておいしいので、ぜひ無駄なくお使いください。

    ブロッコリーはゆでずに生のまま使うので、5mm角くらいに細かく切ります。同じように、ちくわも大きさをそろえて切ってください。見た目のバランスの良さと食べやすさのためです。

    生のブロッコリーにチーズをかぶせて蒸し焼きするので、ほどよい歯ざわりと甘さが際立ちます。

    画像: パンに、ちくわ・ブロッコリー・チーズをのせて焼けば、ボリューム満点な朝ごはんに!

    パンに、ちくわ・ブロッコリー・チーズをのせて焼けば、ボリューム満点な朝ごはんに!

    ちくわからうま味が出るので、調味料はシンプルにマヨネーズと溶けるチーズだけです。

    あとはトースターでお好みの焼き色がついたら完成。仕上げにブラックペッパーを振りかけると、アクセントが効いてちょっと大人の味になります。

    今回はイングリッシュマフィンを使いましたが、食パンやバゲットなど、いろんなパンで試してみると雰囲気や食感が変わって楽しめます。

    味変をしたい時は、マヨネーズに小さじ1/2のコチュジャンを混ぜることもあります。ちょっと甘辛になって一層「おつまみ感」が増します。面白い組み合わせですが、とてもおすすめなので、ぜひお試しください。

    「ちくわとブロッコリーのイングリッシュマフィン」のつくり方

    画像: 「ちくわとブロッコリーのイングリッシュマフィン」のつくり方

    材料(1人分)

    ● イングリッシュマフィン1個
    ● ブロッコリー小房2つ
    ● ちくわ1本
    ● マヨネーズ小さじ2
    ● チーズ(溶けるタイプ)15g
    ● 黒こしょう適量
    画像: 材料(1人分)

    つくり方

     マフィンは手で2つに割り、ブロッコリーとちくわは粗みじん切りにする。

     マフィンの上にブロッコリーとちくわをのせて、マヨネーズをかけ、一番上にチーズをのせる。

    画像1: つくり方

     トースター(220℃)でチーズに焼き色がつくまで焼く。お好みでブラックペッパーをふってどうぞ。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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