れんこんのこと

しゃきしゃきとした歯ざわりとほのかな甘みが魅力の根菜。切り方や火の通し方で食感が変わり、料理のアクセントにもぴったりです。
ビタミンCや食物繊維が豊富で、風邪予防や腸の調子を整える効果も。きんぴらや天ぷら、煮物、サラダなど、和洋問わず幅広く使えるれんこん。穴のあいた姿が「見通しのよい未来」を象徴し、お祝い料理にもよく登場する、縁起のよい食材です。
れんこん餅のつくり方

れんこんのすりおろしに片栗粉を加えて、さらにもちもち食感に。
材料(つくりやすい分量)

| ● れんこん | 400g |
| ● 片栗粉 | 大さじ2 |
| ● 塩 | 小さじ1 |
| ● 薄口しょうゆ | 大さじ1 |
| ● 米油 | 適量 |
| 【餡】 | |
| ・だし汁(濃いめ) | 2カップ |
| ・酒 | 大さじ3 |
| ・塩 | 小さじ1/2 |
| ・薄口しょうゆ | 大さじ1 |
| ・水溶き片栗粉 | 適量 |
| ・しょうが汁 | 小さじ1 |
つくり方
1 すりおろしたれんこんをボウルに入れ、水分が多いようなら少し水けを切る。

2 1に片栗粉を入れて混ぜ、塩、薄口しょうゆを加えてさらに混ぜる。手に取り、水分を少し絞りながら俵型にまとめる。ペーパータオルの上に置き、水けをふき取り、片栗粉を全体にまぶす。


3 2を網にのせ、油がはねないよう150℃の油にゆっくり入れ、色よく揚げる。

4 餡をつくる。鍋にだし汁を沸かし、酒、塩を加える。一旦火を止め、水溶き片栗粉を、鍋中を混ぜながら加える。再び火をつけてとろみをつけ、薄口しょうゆを加える。器に3をのせ、4の餡をかけ、最後にしょうが汁をかける。



Point
多めにつくったら、揚げたてをしょうがじょうゆでいただくのもおすすめ。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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