読者の皆さんからお寄せいただいた「猫ちゃんとのしあわせ時間」を紹介する、web版『天然ねこ生活』のコーナー。今回は、飼い主nekoinuyanさんと、ママ猫の神楽(かぐら)、息子の琥珀(こはく) の物語です。前の子たちが旅立ち悲しんでいたころ、小さな親子がふたたびあたたかい日々を運んでくれました。
小さな親子との出会い

昨年の11月、わが家に新しい家族が増えました。
ミケのママ猫と、その息子のチャトラ。親子セットでやって来たふたりです。
もともと一緒に暮らしていた猫を5年前に亡くし、ひとりっ子の息子のためにと兄弟のつもりで迎えたワンコも、昨年5月に旅立ちました。
気づけば、動物のいない家族3人だけの暮らしははじめて。
私と夫と息子の心にぽっかりと穴があいてしまったようでした。
そんなとき、里親募集で出会ったのが、この小さな親子。
ママ猫を神楽(かぐら)、息子を琥珀(こはく)と名付けました。
“ヤンママ”神楽と、息子の琥珀
神楽は、生後6か月ほどで琥珀を産んだ、いわゆる“ヤンママ”。
元野良で、前足のハート模様がチャームポイントの愛らしいママ猫です。

前足がハート模様の神楽
そんな神楽と一緒にわが家へ来た琥珀は、生後4ヶ月のころ。
まだ、神楽のおっぱいを飲んでいた、甘えん坊さんでした。

甘えん坊の琥珀
親子といっても年の差は半年ほど。
琥珀はどんどん大きくなり、いまでは兄弟のような関係にも見えます。
似ていないふたりの、いいコンビぶり
神楽は元野良のせいか、人間に対しては慎重派。
撫でられるのは好きですが、抱っこは苦手で、無理に抱くとスッと逃げてしまいます。
対して琥珀は、遊んでほしいアピールがすごい、元気でお調子者の甘えん坊。

琥珀の開脚ショット!
ごはんも神楽の分を横取りしようとするほど、食いしん坊なんです。
ふたりが大好きな夫の足の間は、いつも争奪戦。
最終的に独り占めするのは、だいたい琥珀です。
夜の追いかけっこで、家じゅうが大騒ぎ
夜になるとふたりのスイッチが入り、にゃんプロ(にゃんこプロレス)が開催されます。
家中をドタバタ駆け回り、テーブルの上に置いたものは片っ端から落とされ、息子宛てのメモもぐちゃぐちゃ。

親子とは思えないほど激しいふたりの戦い。
部屋はすぐに散らかるけれど、この元気っぷりも、なんだかんだで楽しいんです。
神楽の“靴下運び”という不思議なクセ
神楽にはかわいらしいクセがあります。
洗濯後に丸めた靴下を、1階の寝室から2階のリビングへとくわえて運ぶんです。
靴下を子どもと思っているのかな......。
朝起きると、リビングに神楽の“宝物”がたまっている日があって、愛おしい気持ちになります。
ふたりの食事情
神楽はとにかく食にこだわりがある子。
魚系は一切食べず、完全なチキン派。
フード選びには苦労し、痩せてしまった時期もありましたが、ようやくお気に入りが見つかりました。


その一方で琥珀は、びっくりするほど何でも食べます。
ウェットもカリカリも、おやつも全部大好き。
親子でもまったく違う姿がおもしろいところです。
冬になって、ぎゅっと近くに
にゃんプロで駆け回るふたりも、最近の寒さのせいか、ぴたりとくっついて眠る姿をよく見ます。
本当にかわいくて、見ているだけで幸せな気持ちになります。



そんなふたりに顔をうずめて“猫吸い”をする時間が、私にとっては一日のご褒美です。
カメラ好きの夫も、ふたりの写真を撮っては、インスタグラムに親子の成長記を投稿しています。
この小さな親子が来てくれたおかげで、わが家は毎日がちょっといい感じです。
nekoinuyanさん家の猫プロフィール
■ 2匹の名前と年齢
神楽(かぐら)/1歳10ヶ月・女の子
元野良で、約半年で出産したヤンママ。
まだ人には慎重だけれど、撫でられるのは大好き。
食にはかなりこだわりがあり、チキン派。特にドライのチキンがお気に入り。
琥珀(こはく)/1歳3ヶ月・男の子
飼い主パパの足の間が定位置の、甘えん坊の男の子。
よく食べて、よく遊んで、なんでも独り占めしたい王様気質。
にゃんプロを仕掛けるのは、たいてい琥珀の方です。
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