(『天然生活』2024年12月号掲載)
なんとなく保存をやめて、必要なものだけ持つ
掃除を楽にするには、ものを見直すことが大切という、ぴょこぴょこぴさん。
「浴室乾燥機を使っていないのでバーはいらないかも?」と思ったときは、外して様子を見てから処分しました。「バーがあればその分、ふき掃除も必要。外して1年たっても、困らなかったので、心置きなく捨てることができました」
なんとなく取っておきがちな手帳やノートも潔く処分するようにしています。「長年、手帳を保管していましたが、冷静に考えて‟いらない”と判断。
1年前の手帳だけ残して捨てました。ノートは不要なページは斜線を引いておき、使い終わったら必要なページだけアプリでスキャン。ノート本体は処分します」
掃除を楽にするためにやめたこと5つ
1.家電やおもちゃの箱をとっておくこと

⇒ 遊ぶときの出し入れや収納も楽に
基本的に家電や子どものおもちゃなどの箱はすぐに処分し、袋に収納。とくにおもちゃは箱がないほうが、出し入れしやすく遊ぶのも簡単。おもちゃ本体は大きなバケツや棚に収納しているので、しまうときのストレスもありません。
2.モップと厚手の雑巾

⇒ 使い捨てシートや薄手のクロスで衛生的に
以前は、水ぶきをするにはモップや雑巾が必須と思っていました。いまは床掃除は使い捨てシートをつけたフローリングワイパーかロボット掃除機で。
モップや雑巾は洗って乾かして、というのが手間だし、清潔に保つのも大変ですよね。ロボットのふき掃除では薄手のクロスを使用します。洗って干すとすぐ乾くので衛生的です。
頑固な汚れは、ウエスを使って掃除をしますが、終わったらそのままごみ箱へポイすればOK。洗う手間が減って、気分的にも楽です。
3.子どもの作品をとっておくこと

⇒ 古いものから処分してフォトアルバムで残す
ふたりの娘は造形教室に通っていることもあり、絵や工作の作品があっという間にたまっていきます。全部はとても保管しきれないので、一番新しいものだけ飾るようにして、残りはひとりひとつ箱を用意してそこに収納。箱に収まるように、ときどき中身をチェックして処分しています。
子どもたちも古い作品のことは忘れているようです。ただし、すべて写真を撮って、フォトアルバムにして残し、いつでも見返せるように。子どもたちも眺めて楽しんでいます。
4.キッチンの洗いかご

⇒ スペースが広がり衛生的に使える
キッチンの洗いかごは場所を取るし、水アカもたまりやすくて掃除も大変です。かごを取り払い、食洗機で洗いきれないものは水切りマットの上へ。洗った食器をかごにためたままにせず、すぐにふいて食器棚に戻す習慣づけにもなります。
5.賞状の筒収納
⇒ いらないものも整理でき、省スペースに
実家から私の賞状がまとめて送られてきたのですが、賞状が入っていた筒は処分。いらない賞状も処分して、資格など大事な証書はふたつ折りにしてファイルに保存しています。ふたつ折りにしたくない場合は、筒をひとつ残して、そこにまとめるのもおすすめ。
やめて失敗したこと
トイレのスリッパ
キッチンマットや玄関マット、トイレマットなどのマット類は掃除の手間を考えて処分。そのときトイレのスリッパもなくしました。ただ、スリッパが定着していたため、裸足でトイレに入るのに抵抗があり、復活させました。ときどき洗濯機で洗って清潔を保っています。
〈撮影/ぴょこぴょこぴ 取材・文/工藤千秋 イラスト/清沢佳世〉
ぴょこぴょこぴ
家事、掃除、収納、防災の工夫を、SNSや雑誌など、さまざまなメディアで発信。 著書に『考えない家事』(主婦と生活社)。インスタグラム@pyokopyokop
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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