• 幼いころ家族で訪れたレストランや、いつもの洋食屋。だれしも印象に残るお気に入りの一品があるものです。今回は、料理研究家の髙山かづえさんに、思い出の洋食レシピ「ビーフシチュー」のつくり方を教えていただきます。
    (『天然生活』2023年2月号掲載)

    「ビーフシチュー」のつくり方

    画像: 「ビーフシチュー」のつくり方

    「ほろっとやわらかな牛肉にソースの深い味わいが大人味でした」

    牛もも肉を使用することで、煮込み時間を短縮できます。

    材料(4人分)

    ● 牛もも肉(シチュー用)600g
    ● 玉ねぎ大1個(300g)
    ● にんじん2本(300g)
    ● ブラウンマッシュルーム1パック(100g)
    ● にんにく1片
    A
    ・赤ワイン1と1/2カップ
    ・トマトピューレ200g
    ・砂糖小さじ1
    ● デミグラスソース缶1缶(290g)
    ● ローリエ1枚
    ● バター20g
    ● 塩小さじ1/2
    ● 粗びき黒こしょう少々
    ● 薄力粉、サラダ油各適量
    ● 生クリーム適宜

    つくり方

     玉ねぎは2cm幅のくし形切りにする。にんにくは半分に切って芯をとってあらくきざむ。にんじんは大きめの乱切りにする。マッシュルームは半分に切る。牛肉は繊維を断つ方向に大きめのひと口大に切り、塩、こしょうをふってなじませ、薄力粉をうすくまぶす。

     フライパンに油大さじ1を熱して牛肉を並べ入れる。全体をこんがり6分ほど焼き付け、鍋に移す。同じフライパンにAを入れて中火にかけ、木べらで牛肉のうま味を溶かすように混ぜる。煮立ったら1分ほど煮詰めて牛肉の鍋に移す。さらにフライパンに水2カップ(分量外)を加えてさっと混ぜ、うま味を余すことなく鍋に移す。ローリエを加え、鍋を中火にかける。

     のフライパンの水けをふき取り、油大さじ1とにんにくを中火で熱する。玉ねぎ、にんじんを順に加え、都度1分ほど炒めたらの鍋に移す。フライパンに水1カップ(分量外)を加えてさっと混ぜ、水を鍋に移す。

     鍋が煮立ったらあくをすくって弱火にし、途中混ぜながら1時間煮る。マッシュルーム、デミグラスソースを加えてさっと混ぜ、さらに30分ほど煮る。冷たいバターを加えてさっと混ぜ、ひと煮立ちさせる。器に盛り、生クリームをまわしかける。



    <料理/髙山かづえ 撮影/大沼ショージ スタイリング/駒井京子>

    画像: つくり方

    髙山かづえ(たかやま・かづえ)
    料理研究家。雑誌や書籍、広告などで活躍中。著書に『あるもので「もう1品」作れるようになる 一生ものの副菜」(KADOKAWA)、『純喫茶レシピ』(誠文堂新光社)など多数。インスタグラム@kazuetakayama

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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