(『天然生活』2025年1月号掲載)
金額やカードの枚数、内容を踏まえて、見直しをする
お金にまつわる事柄をチェックしていきましょう。
固定費を書き出したり、変動費をチェックしたら、銀行口座数やクレジットカードの枚数、小さな手数料などを見直してみましょう。
銀行口座やクレジットカードは気づかないうちにどんどん増えてしまい、管理しきれていないということがあるかもしれません。
知らず知らずのうちに手数料を取られていることなどもあるので、機能していないものは解約をしたり処分をしたりすることが必要です。
銀行口座やカードの枚数はもちろん、ポイントカードの枚数や種類なども自分が把握できる程度に留めておくことが大事です。
◻︎ 銀行口座
今後、口座維持手数料がかかる可能性もあるので使っていない口座は解約するのも一手です。
ATMが減っているためネットバンキングの手続きをしておくと◎。
また、他行への振込手数料が月数回、無料になるネット銀行口座もひとつ持っておくと便利です。
大手より金利が高い場合もあるので貯蓄用にしても。
◻︎ クレジットカード
枚数が多すぎると不正利用にあったときに気づきにくいので、ウェブ明細に定期的にアクセスできる枚数を持つことがおすすめ。
何年も使っていないようなものは解約を。
ただし、突然のシステム障害や思わぬ限度額オーバーになったときのために、ひとり2〜3枚は持っておくとよいでしょう。
◻︎ ポイントカード
紙やプラスチックのものは使う頻度を確認し、1年使っていないものは処分しても。
お気に入りならスマホアプリに移行を。
ポイントを定期的にためていても、本当にそのポイントを使っているのかチェック。
ポイントを集めるための買い物がむだな支出につながっている可能性もあるので、しっかり精査を。
◻︎ アプリ・サブスク
有料のアプリは支払っていることを忘れる場合があるので、スマホ払いやクレジットカードなどを改めてチェック。
不要なアプリはスマホの中に「保留フォルダ」をつくって入れておき、半年や1年使わなければ削除を検討して。
スマホの留守番電話サービスや動画配信サービスなども年1回は要不要の確認を。
◻︎ 各種手数料
クレジットカードや光熱費など、各種支払いの明細発行・郵送に手数料がかかることが多くなっています。
ウェブ明細にするなど変更を。
また、余分な手数料がかからなくとも、銀行振込などのほうが多少お得になるということもあります。
数百円でもちりも積もれば山となるため、確認してむだを省きましょう。
◻︎ 保険
どんな保険に入っているのか、勤務先の団体保険も含めて改めて確認を。
いざというときに保険金・給付金が使えないともったいないので夫婦や家族間で共有して。
医療保険・死亡保険・火災保険など、どの範囲までカバーしているか確認を。
保険で支払われるか不明な際はすぐ問い合わせを。
<監修/西山美紀 イラスト/祖父江ヒロコ 構成・文/結城 歩>
西山美紀(にしやま・みき)
ファイナンシャルプランナー、ライター。単に貯蓄額を増やすのではなく、潤いのある毎日のためのお金のため方、使い方、増やし方を発信中。著書は『お金の増やし方』(主婦の友社)。
https://www.nishiyamamiki.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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