• 人生に迷ったとき、一歩を踏み出せないとき、頼りにしている言葉はありますか? 呪文のように唱えれば、うまくいくような気がする、そんな言葉をエッセイストの広瀬裕子さんに教えてもらいました。
    (『天然生活』2025年1月号掲載)
    画像: 迷ったとき“進む方向”へ導いてくれる...M.B.ゴフスタインの言葉/エッセイスト・広瀬裕子さん

    向かうべき方向へ導いてくれる、私の指針

    いろんな思いが 心に広がる、どんな気持ちの波立ちも 気分の変化ものりこえて、彼女はそれを大切にしていく。彼女はたくさんの作家の 一人にすぎない、ひとり机にむかい、自分の本が いつか人々の心に種子となって蒔かれることを願っている。

    M.B.ゴフスタイン作・絵『A Writer』(谷川俊太郎訳・ジーシー)A WRITER © 1984 M.B. Goffsteinより

    日々をつつましく生きる人物像の描き方が秀逸なM.B.ゴフスタイン。

    「やわらかで繊細なイラストに、見覚えがあるという人も多いのではないでしょうか。谷川俊太郎さんの訳も素敵です」

    知る人ぞ知るアメリカの絵本作家。M.B.ゴフスタインが「作家とは何であるか」を記した一冊。

    「書く」ことを仕事としようと思っていたころ、この本と出合い、私のひとつの指針となりました。

    「どうして私は書くのか」を考えるとき、この本がいつも答えをくれます。

    出合いは少し曖昧なのですが、以前新宿にあった「青山ブックセンター」だと記憶しています。

    毎日のように仕事の帰りに寄り、自分がどういうものに惹かれるのか確かめていました。

    若いころは書くという仕事にとってこの言葉が必要でした。

    でもいまは、書く以外の仕事においても、また、自分自身がどう暮らしていくかということにおいても、この言葉が指針になると思うようになりました。

    私にとって大切な言葉です。



    <イラスト/平野瑞恵 取材・文/結城 歩>

    画像: 向かうべき方向へ導いてくれる、私の指針

    広瀬裕子(ひろせ・ゆうこ)
    エッセイスト、空間デザイン・ディレクター。設計事務所の共同代表としてホテルや店舗、レストランなどの空間設計のディレクションにも携わる。著書は『50歳からはじまる、新しい暮らし』(PHP研究所)。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



    This article is a sponsored article by
    ''.