• 植物研究家のかわしまようこさんに、身近な草を使った食養について教えていただきました。今回は、正月7日の「七草粥」でいただく“春の七草”について。都会でも始められる「草の力」を手軽に取り入れる習慣、ぜひ試してみてください
    (『天然生活』2021年2月号掲載)

    昔から伝わる七草の力

    正月七日の七草粥に入れる「春の七草」は、草を食べる習慣のなかで最もポピュラーなものかもしれません。

    初春のころに顔を出すせり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろがそれ。

    寒さに強い草の力にあやかり、七草を入れた粥を朝食にすることで、正月の祝膳で弱った胃腸を整えるといわれています。

    七草の特徴

    せり

    画像: せり

    疲労回復につながるビタミンCが豊富。一見三つ葉と似ているが、せりは葉が5枚なので見分けやすい。きれいな水の小川などに自生。

    なずな

    画像: なずな

    ビタミンA、B、Cが豊富。肝臓と胃腸に働きかけるほか、目を元気にしてくれる作用も。北半球に広く分布している。

    ごぎょう

    画像: ごぎょう

    別名ハハコグサ。咳を鎮める作用があり、乾燥させたものは生薬としても用いられる。毒素を出すデトックス効果も。

    はこべら

    画像: はこべら

    血をきれいにする働き、整腸作用がある。母乳の出をよくするともいわれる。日本全国の路地や空き地、畑に自生する。

    ほとけのざ

    画像: ほとけのざ

    胃を丈夫にする働きがある。田畑に自生するが、最近は少なくなった。タンポポを小さくしたような、黄色い花が咲く。

    すずな(かぶ)

    画像: すずな(かぶ)

    かぶのこと。葉だけでも、葉と根を合わせて使用しても、どちらでも可。葉はビタミンAが豊富で抗酸化力に優れている。

    すずしろ(大根)

    画像: すずしろ(大根)

    大根のこと。葉だけでも、葉と根を合わせて使用しても、どちらでも可。葉には葉酸が多く含まれ、ミネラルたっぷり。



    〈監修/かわしまようこ 取材・文/片田理恵 イラスト/Miltata〉

    かわしまようこ
    植物研究家。草をとおして心と向き合うこと、健康的な暮らし方や生き方を感じる時間を大切にしている。著書に『ありのまま生きる』(リンカランブックス)、『草と暮らす』(誠文堂新光社)など。インスタグラム:@kawashimayoco

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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