かぶとゆずのさっと漬けのつくり方

細かく切ってゆずの味をたっぷり含んだ皮が、衣のような役割に。
材料(つくりやすい量)

| ● かぶ | 5玉 |
| ● 塩 | 小さじ1/2 |
| ● 糸昆布 | 大さじ1 |
| ● 赤とうがらし | 1cm |
| ● ゆず皮(針ゆずにする) | 大さじ1と1/2 |
| ● ゆず汁 | 大さじ2 |
つくり方
1 かぶは天地を切り落とし、皮を厚めにむき、乱切りにする。皮はせん切りにして、それぞれボウルに入れる。塩(かぶは小さじ1/4量、皮はごく少量、ともに分量外)を入れて手であえ、10~15分おく。ふきんに包み、水けを切る。この時、皮はしっかりと水けを絞り、かぶは軽く水けを切るようにする。



2 ゆずは薄く皮をむき、皮を下にしてまな板にのせ、包丁をまな板と平行に置き、ワタをそぐ。針のように細いせん切りにして針ゆずをつくり、ペーパータオルに包んでおく。


3 別のボウルに1を入れ、糸昆布を手でちぎりながら加え、2のゆずの皮と、赤とうがらしも加える。ゆずの果汁を、種を取り除きながら絞り、塩を加える。味をみて、酸味が足りない時は米酢(分量外)を加える。室温で1時間おくとおいしくいただける。


Point
●ゆずは針ゆずにして、ラップに平らな状態で包んで冷凍しておくと便利。
かぶのこと

かぶは、みずみずしい白さとやわらかな甘みが魅力の冬野菜です。肉質がきめ細かく、浅漬けにすればコリッとした食感が楽しめます。また、火の通りが早く、加熱するととろりとした食感に。調理法によって変わるのもかぶの魅力です。
白い根の部分は消化にやさしく、胃腸をいたわりたい日のメニューにぴったり。また、葉は根より多くのビタミンCやβ-カロテン、鉄分が含まれ、きざんで汁物や炒め物に加えるだけで風味も栄養もぐっと豊かになります。
日々の食卓にやさしい滋味を添えてくれる野菜です。
〈料理/松田美智子 撮影/山田 耕司〉

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
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「今日何つくろう?」とお悩みのあなたへ。
天然生活webにて連載中の「松田美智子の季節の仕事」より人気レシピを集めました。
混ぜる/煮る/漬ける/焼く/揚げるの5つの調理法で100品を紹介。
少ない材料でつくりやすい、毎日の食卓に役立つ1冊です。
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