1坪5~10羽が目安
ニワトリ小屋のつくり方
小屋は1坪5羽を目安に風通しよくつくる
小屋はDIYで建てるのが一般的だ。
雨風がしのげて外敵におそわれない構造であればよい。広さは1坪に5羽以内が理想。
多くても10羽まで。
壁は金網で風通しをよくし、地面から50〜60cmの高さまで板張りにする。外敵の目から遮るためだ。
小屋には産卵箱を設ける。10羽に2~3個が目安。
ニワトリは狭くて暗い場所で卵を産む性質があるため、サイズは幅、奥行き、高さがそれぞれ30〜40cmくらいあればよい。
また、高い所に止まって休む性質があるため、止まり木も備え付ける。
床は乾いた土の地面とし、わらや籾殻を敷料にすれば鶏ふんと混じって発酵が進む。
◾️止まり木
夜は止まり木で休む。高さは30~70cm程度。すべてのニワトリが止まれる長さにする
◾️床
土の地面にわらや籾殻、おがくず、落ち葉などを敷いておくと、ふんと混じって発酵する
◾️外敵対策
ニワトリの存在を分かりにくくするために腰壁を設け、地面には丸太やトタンを埋める
◾️水
つねに水は切らさないようにし、毎日交換してきれいにしておく
◾️金網
風通しよく作る。寒さには比較的強く、冬は氷点下でも耐える
◾️産卵箱
幅、奥行き、高さがそれぞれ30~40cm。卵が汚れたり、割れたりしないようにわらや籾殻を敷く
◾️エサ箱
すべてのニワトリが一斉に食べられるように容器を用意する
本記事は、『畑で使える! 有機資材とことん活用術 竹、草、籾殻、米ぬか、落ち葉ほか』(和田義弥・著/山と渓谷社・刊)からの抜粋です。
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管理や処理に困るやっかい者が野菜づくりで大活躍!
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支柱やマルチ、土づくりにも!
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竹、草、落ち葉、籾殻など、一般的には処理や管理に困るやっかい者を、畑の資材として上手に活用する技とアイデアをまとめた初めての本。市販の資材に頼らないワンランク上の野菜づくりを実現するノウハウがつまった一冊です。
◎有機資材のいいところ!
畑の景観が素敵になる!→竹や枝が立体的な風景を生み出し、わらや草は周囲の植物に自然になじむ。
野菜が育ちやすい土ができる!→通気性や保水性のバランスが改善され、根がのびのび育つ環境になる。
生き物がどんどん増える!→微生物やミミズなどの土壌動物が増え、畑の生物相が豊かになる。
有機物が循環する!→有機物は分解されて肥沃な土となり、その養分で再び植物が育つ。
ゴミが減る!→プラスチック資材への依存を減らすことで、廃棄物も少なくなる。
身近なものが宝になる!→落ち葉や刈り草など、身の回りの素材を役立てられる。
お金がかからない!→自然のものを利用することで、費用を抑えられる。
野菜づくりがもっと楽しくなる!→畑が素敵になり、野菜がよく育つと、作る喜びも広がっていく。
■内容
プロローグ
竹
草
籾殻・米ぬか・わら
枝・落ち葉
鶏ふん
はじめに
有機資材のいいところ!
第一章 竹
竹は有用な園芸資材/竹の種類/竹の切り方と運び方/竹の加工と畑での使い方/竹で作るコンポスト・ビン/ネームプレート、獣害対策、土入れなど/竹炭を土づくりに生かす
コラム 竹で色々作ってみよう
第二章 草
雑草が畑にもたらす効果/省力除草の技と道具/いいことだらけの草マルチ/雑草で作る極上堆肥/木製堆肥箱の作り方/堆肥で土はこう変わる/草堆肥の材料/緑肥活用術/刈り草を燃やして草木灰を作る/畑の食べられる雑草
第三章 籾殻・米ぬか・わら
土壌改良に役立つ! 籾殻の特徴/野菜が元気に育つ籾殻活用法/籾殻くん炭にしてパワーアップ/米ぬかの特徴と活用法/ 米ぬかボカシ肥の作り方/太陽熱土壌処理/稲わらの活用法
第四章 枝・落ち葉
木の枝を畑にいかすアイデア/堆肥作りにはこんな落ち葉が向いている/落ち葉で仕込む踏み込み温床/落ち葉床
第五章 鶏ふん
鶏ふんの基礎知識/鶏ふんの使い方/ニワトリの飼い方/チキントラクター
身近な有機資材活用のすすめ
おわりに
参考文献
<撮影:和田義弥 出典元:山と渓谷社>
和田義弥(わだ・よしひろ)
1973年生まれ。フリーライター。20〜30代にオートバイで世界一周。40代を前に茨城県・筑波山麓の農村で暮らし始める。約3500㎡の田畑で米や野菜を自給し、ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房は100%薪ストーブでまかなう自給自足的アウトドアライフを実践。著書に『育てやすい&たくさんとれる 一坪ミニ菜園入門』(山と渓谷社)、『家庭菜園の超裏ワザ 品質・収量アップ』(家の光協会)など。
http://www.wadayoshi.com









