エサのやり方と注意点
エサは1日110~150g 水は毎日新鮮なものを
エサはクズ米や米ぬか、魚粉、くず大豆などを飼料店などから入手して自家配合できれば、それがいちばんよい。
手間をかけたくなければ、ホームセンターで売っているニワトリ用のエサを買うのが手軽だ。青菜や野菜の残渣、台所から出る生ゴミもエサになる。
1日にやるエサの量は、乾燥した飼料で1羽につき110g程度。水分を含んだ発酵飼料なら120~150g。
水はつねに新鮮なものを切らさないようにする。
ニワトリは体が小さいため、水が不足するとすぐに体調を崩す。とくに夏場は要注意。
本記事は、『畑で使える! 有機資材とことん活用術 竹、草、籾殻、米ぬか、落ち葉ほか』(和田義弥・著/山と渓谷社・刊)からの抜粋です。
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管理や処理に困るやっかい者が野菜づくりで大活躍!
入手から活用まで、写真とイラストで徹底解説
支柱やマルチ、土づくりにも!
知れば得する&楽しくなる有機資材の菜園アイデアが満載
「本書はまさに“有機資材活用のバイブル”といえるだろう」農学博士・藤原俊六郎氏 絶賛!
竹、草、落ち葉、籾殻など、一般的には処理や管理に困るやっかい者を、畑の資材として上手に活用する技とアイデアをまとめた初めての本。市販の資材に頼らないワンランク上の野菜づくりを実現するノウハウがつまった一冊です。
◎有機資材のいいところ!
畑の景観が素敵になる!→竹や枝が立体的な風景を生み出し、わらや草は周囲の植物に自然になじむ。
野菜が育ちやすい土ができる!→通気性や保水性のバランスが改善され、根がのびのび育つ環境になる。
生き物がどんどん増える!→微生物やミミズなどの土壌動物が増え、畑の生物相が豊かになる。
有機物が循環する!→有機物は分解されて肥沃な土となり、その養分で再び植物が育つ。
ゴミが減る!→プラスチック資材への依存を減らすことで、廃棄物も少なくなる。
身近なものが宝になる!→落ち葉や刈り草など、身の回りの素材を役立てられる。
お金がかからない!→自然のものを利用することで、費用を抑えられる。
野菜づくりがもっと楽しくなる!→畑が素敵になり、野菜がよく育つと、作る喜びも広がっていく。
■内容
プロローグ
竹
草
籾殻・米ぬか・わら
枝・落ち葉
鶏ふん
はじめに
有機資材のいいところ!
第一章 竹
竹は有用な園芸資材/竹の種類/竹の切り方と運び方/竹の加工と畑での使い方/竹で作るコンポスト・ビン/ネームプレート、獣害対策、土入れなど/竹炭を土づくりに生かす
コラム 竹で色々作ってみよう
第二章 草
雑草が畑にもたらす効果/省力除草の技と道具/いいことだらけの草マルチ/雑草で作る極上堆肥/木製堆肥箱の作り方/堆肥で土はこう変わる/草堆肥の材料/緑肥活用術/刈り草を燃やして草木灰を作る/畑の食べられる雑草
第三章 籾殻・米ぬか・わら
土壌改良に役立つ! 籾殻の特徴/野菜が元気に育つ籾殻活用法/籾殻くん炭にしてパワーアップ/米ぬかの特徴と活用法/ 米ぬかボカシ肥の作り方/太陽熱土壌処理/稲わらの活用法
第四章 枝・落ち葉
木の枝を畑にいかすアイデア/堆肥作りにはこんな落ち葉が向いている/落ち葉で仕込む踏み込み温床/落ち葉床
第五章 鶏ふん
鶏ふんの基礎知識/鶏ふんの使い方/ニワトリの飼い方/チキントラクター
身近な有機資材活用のすすめ
おわりに
参考文献
<撮影:和田義弥 出典元:山と渓谷社>
和田義弥(わだ・よしひろ)
1973年生まれ。フリーライター。20〜30代にオートバイで世界一周。40代を前に茨城県・筑波山麓の農村で暮らし始める。約3500㎡の田畑で米や野菜を自給し、ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房は100%薪ストーブでまかなう自給自足的アウトドアライフを実践。著書に『育てやすい&たくさんとれる 一坪ミニ菜園入門』(山と渓谷社)、『家庭菜園の超裏ワザ 品質・収量アップ』(家の光協会)など。
http://www.wadayoshi.com





