(『別冊天然生活 榎本美沙さんの発酵のある暮らし』より)
日々の料理が生まれる、心地いいキッチン
5年前にキッチンをリフォームしました。
ちょうど新型コロナウイルスが流行し、料理撮影の仕事もお休みになったため、「いまがチャンス!」と着手したのです。

木のぬくもりが感じられるキッチン。夫とストレスなくすれ違えるよう、カウンターと背面の棚との間のスペースをたっぷりとった
夫とふたりでキッチンに立つことが多いので、カウンターの幅を以前より広くとり、背面の棚との間もふたりですれ違えるようにゆったりと。
ほかにも夫と意見を出し合い、全体の雰囲気やサイズ、収納の位置などを決めていきました。

古材を使ったオープン棚。保存瓶やトレイ、器など、好きなものを並べている
私がこだわったのは、すぐに使いたいものや、眺めていると心地いいものを外に出しておける“見せる収納”があること。古材が好きなので、古材を使ったオープン棚をつくってもらいました。

カウンターの側面に引き出しをつけたのは夫のアイデア。カトラリーなどを収納。「ダイニング側に回り込まずにすみます」
キッチンカウンターは、悩んだ末にステンレス製をセレクト。いかにも“調理場”らしいかっこよさも加えたかったのと、ステンレスなら使い込むうちに傷もいい味わいになるかなと思ったからです。
古材の棚と合わさって、全体として温かみのある空間になったと思います。

生活感が出るものは、かごに入れてすっきりと。「ふきんも大きめの竹かごにざっくり入れてオープン棚に置いています」
レシピを考えたり、撮影をしたり、日々の食事をつくったりと、仕事場でもあり、生活の場でもあるキッチン。
1日の大半を過ごすこの空間は、私にとって心が落ち着く場所でもあるのです。
本記事は『別冊天然生活 榎本美沙さんの発酵のある暮らし』(扶桑社)からの抜粋です
〈写真/山田耕司 取材・文/嶌 陽子〉
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からだにやさしく、毎日おいしい
料理家で発酵マイスターの榎本美沙さんの発酵の力を取り入れた暮らしとレシピをご紹介します。
塩麹、甘酒などの基本の発酵調味料から、自然な甘みが人気の発酵あんこまで、手づくりの魅力と使い方を多数掲載。さらに、味噌や酒粕やヨーグルトなど、市販の発酵食品を上手に生かしたレシピも。そのほか、榎本美沙さんの日々の暮らしを特集。愛用の調味料・道具など、榎本さんのやさしくて健康的な暮らしをご紹介します。コラムでは、「発酵白菜」やスープジャーを使った「おからのひと晩発酵味噌」など、すぐに試せるレシピも紹介。今日からはじめる発酵習慣で、心も体も元気に!
榎本美沙(えのもと みさ)
料理家・発酵マイスター・国際中医薬膳師。会社員を経て調理師学校を卒業し、独立。発酵食品や季節の食材を使った、シンプルでやさしい味わいのレシピが人気。雑誌や書籍、テレビなどで幅広く活躍し、YouTube「榎本美沙の季節料理」は登録者数40万人を超える人気チャンネルに。オンラインの料理教室「榎本美沙の料理教室―発酵と季節料理―」では、発酵の知恵を暮らしに生かす方法を
ていねいに伝えている。別冊天然生活『榎本美沙さんの発酵のある暮らし』(扶桑社)が好評発売中。
インスタグラム:@misa_enomoto
YouTube:榎本美沙の季節料理

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