• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、「アップルパイ」のお話。サクっとしたパイ生地とりんごの相性が抜群です。

    市販のパイシートを使って、手軽にアップルパイづくり

    いろいろな種類のりんごが市場に出回り、見ているだけでも楽しい季節になりました。生でいただくのはもちろん、デザートに使ってみるのはいかがでしょうか?

    外で買うとちょっとお高いアップルパイを、市販のパイシートを使って家で簡単につくってみます。

    生のりんごをそのまま使うので、りんごをコトコト煮る手間や難しい成形の工程もありません。切ったりんごにパイシートをかぶせてオーブンで焼くだけで完成です。

    砂糖とバターの上に、皮付きのまま切ったりんごを少しだけ重なるように並べます。お好みでシナモンをかけたら、その上にパイシートをかぶせればあとは焼くだけです。

    成形したときにパイ生地があまったらシナモンシュガーをふって巻いて一緒に焼いてしまいましょう。ひと口タイプのごほうびおやつになります。

    画像: 生のりんごにパイシートをかぶせるだけだから、成形も簡単!

    生のりんごにパイシートをかぶせるだけだから、成形も簡単!

    いろいろな種類のりんごでつくるのも楽しい

    パイ生地は結構膨らむので、なるべくりんごに密着させてから焼いてください。

    使うりんごは酸味がしっかりある紅玉ジョナゴールドがおすすめですが、いまはいろんな種類が出ているので、あれこれ試してみるのも楽しいと思います。

    サクっとしたパイ生地とりんごの相性も抜群です。だいぶ軽めに仕上がるので、アイスクリームや、水切りしたヨーグルトにはちみつをかけたものを添えて、ボリュームアップするのもおすすめです。

    焼き立てアツアツでも、冷めてもおいしくいだけます。わざわざ買いに行かなくても、手軽に家でつくれる簡単スイーツレシピとしてお役立てください。

    「アップルパイ」のつくり方

    画像: 「アップルパイ」のつくり方

    材料(大きめ2個分)

    ● りんご1/2個
    ● レモン汁小さじ2
    ● 市販のパイシート1枚
    ● 砂糖大さじ2
    ● バター大さじ2
    ● シナモンパウダー適量
    画像: 材料(大きめ2個分)

    つくり方

     りんごを皮付きのまま5mm程度にスライスして、レモン汁をふりかけておく。

     パイシートを冷凍庫から取り出して15分ほど常温でもどし、柔らかくなったら20×15cmに伸ばして2等分する。

     天板にオーブンシートを敷き、砂糖とバターをそれぞれ半量ずつ広げてその上にりんごを並べる。

    画像1: これは簡単!「アップルパイ」のつくり方。スライスしたりんごに市販のパイシートをかぶせて焼くだけ|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」
    画像2: これは簡単!「アップルパイ」のつくり方。スライスしたりんごに市販のパイシートをかぶせて焼くだけ|本多理恵子の「50代からは“手抜き”と“息抜き”」

     シナモンパウダーをふり、パイシートをかぶせて少し平らになるように上から押す。

    画像1: つくり方

     200℃のオーブンで20分焼き、フライ返しを使って取り出し、反対側に返せば出来上がり。

    画像2: つくり方


    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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