雑誌『天然生活』読者のみなさまの素敵な暮らしを紹介する「暮らしのおすそわけ」。今回は、布作家・不動美穂さんのお嬢さん、不動千夏さんのお宅へ。東京郊外にある築60年の団地で新生活を始めた千夏さん。「暮らしを大切にしたい」と団地に越した千夏さんの毎日を温かく見守っているのが、両親から譲り受けた古道具の数々です。
団地暮らしを温かく見守る、親から子への「古道具」
「この椅子は実家で使っていたもので、母からもらいました」
「こっちは父が見つけてきて、メンテナンスをしてくれた桐箪笥です」
「素敵な家具ですね」と尋ねると、千夏さんから返ってくる多くが、こうしたエピソード。照明や台所用品、小物などは、自身で選んで手に入れたものがほとんどですが、家具について語るときには、ご両親の存在やお話がよく登場します。

父がメンテナンスしてくれた桐箪笥(左)と母から譲り受けたガラス窓の棚(右)

桐箪笥の裏にはフックを付けて掃除用具を
「母は好きなものを大切に使いつづけて、お手入れもしっかりとコツコツつづけられる人。父は創造力があり、アイディアマン。目利きで、メンテナンスが好きな人です。ふたりそれぞれから影響を受けて、私は団地に惹かれ、古道具に魅力を感じるようになったのだと思います」
〈撮影/山田耕司 取材・文/飯作紫乃〉
不動千夏(ふどう・ちか)
日々の生活を大切にしながら、築60年の団地に暮らす。看護師として働きながら、父と、布作家としても活動する母・不動美穂さんとともに、2025年に「道具屋fudo」をオープン。古道具を中心に小道具、雑貨、作品を販売し、月に1〜2回のモーニングも担当している。
インスタグラム@furaipan.mother(不動千夏)/@find__the__treasure(道具屋fudo)



