• 自然豊かな京都・大原で、築100年の古民家に暮らし、手づくりのある生活を楽しんでいたベニシアさん。そんなベニシアさんがこよなく愛したのがハーブとスパイス。畑や庭でさまざまな種類のハーブとスパイスを育て、日々の料理に取り入れていたそう。現在、ベニシアさんが考案した数々のレシピは、夫・さんによって大切に受け継がれています。今回は、ベニシアさんとの思い出がたくさん詰まった料理の中から、大葉を使った「タラコ・スパゲティー」のつくり方を紹介します。

    ベニシアさんの愛したハーブ&スパイス料理
    タラコ・スパゲティーのつくり方

    画像: ベニシアさんの愛したハーブ&スパイス料理 タラコ・スパゲティーのつくり方

    材料(2人分)

    ● スパゲティー160g
    ● 塩大さじ1と1/4(20g)
    ● 水(茹で汁用)2L
    ● タラコまたは辛子明太子80g
    ● バター60g
    ● パルミジャーノ・レッジャーノ(またはパルメザンチーズ)30g
    ● 刻み海苔適量
    ● 青ジソの葉(粗く刻む)適量
    ● パクチー(好みで)適量

    つくり方

     スパゲティーを茹でる水と塩の量は、スパゲティー1人前(80〜100g)につき、水1L、塩は水の1%なので10gが基本。鍋に塩水を沸騰させてパッケージの指示通りに茹でる。

    画像1: つくり方

     別の鍋にバターを入れて加熱し、黄金色の焦がしバターをつくる(香ばしくするため)。そこにスパゲティーの茹で汁大さじ2を加えて、ソースのベースにする。

    画像2: つくり方

     の鍋に薄皮を除いたタラコと薄く削ったパルミジャーノ・レッジャーノの3/4を加えよく混ぜる。

     に茹で上がったスパゲティーを混ぜる。水分が足りなければ茹で汁を少し足す。

    画像3: つくり方

     スパゲティーを皿に盛り付けて、残り1/4のパルミジャーノ・レッジャーノ、刻み海苔、青ジソ、パクチー(写真には使用していない)を飾る。

    memo
    ピリ辛好きな人は辛子明太子を使い、辛いのが苦手な人は唐辛子が入ってないタラコを使うといい。パルミジャーノ・レッジャーノは「イタリアチーズの王様」といわれるほど人気が高いチーズである。

    〈写真・文/梶山 正〉

    ※本記事は『ベニシアの愛したハーブ&スパイス料理』(山と渓谷社)からの抜粋です。

    『ベニシアの愛したハーブ&スパイス料理』(梶山 正・著/山と渓谷社・刊)

    画像: ベニシアさんの愛した「タラコ・スパゲティー」のつくり方。夫・正さんが受け継ぐ“思い出の味”青じそたっぷりでさわやかに/梶山正さん(写真家・料理人)

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    ◆ベニシアさんがこよなく愛した「ハーブとスパイス」の思い出とレシピ◆

    ともに過ごして楽しかった日々、一緒に食べた料理……ベニシアさんが天国へ旅立ったあとも、思い出がいつでも頭に思い浮かぶという夫の正さん。

    ベニシアさんが夢中でつくったハーブガーデンや残してくれたレシピを通じて、いつもそばにいてくれるような温かさを感じると話します。

    本書は、ベニシアさんを一番近くで見守ってきた正さんが「食」を通して語る、ハーブやスパイスを使ったふたりの思い出の料理とレシピを綴った1冊。

    花やハーブを愛し、手づくりを楽しんだベニシアさんの生き方に、心がじんわりと温かくなります。

    【目次】
    ハーブをこよなく愛した、在りし日のベニシア

    ようこそ、ベニシアが愛した数々のハーブやスパイス料理の世界へ
    ロースト・ラム/コーニッシュ・パスティ/コールド・ポークパイ/ラザニア/カツオのたたきのカルパッチョ/トマト・ソース/フムス など

    ベニシアが愛したハーブ&スパイス
    ・ハーブ
    ローズマリー/パセリ/ディル/コモンセージ/バジル/みょうが/オレガノ/パクチー/青ジソ/セロリ/ネギ/柚子/ドクダミ など

    ・スパイス
    グリーンカルダモン/クローブ/シナモン/イエローマスタード/ブラックペパー/パプリカ/クミン/ターメリック/コリアンダー など


    梶山 正(かじやま・ただし)
    写真家。料理人。1959年、長崎に生まれる。大学芸術学部に入るが、ほぼ行かずに除籍。その後、京都調理師専門学校卒業後、2年間、料理屋勤務。1984年、24歳の時に自分を変えたいと思い、インドを8ヶ月間、彷徨い、帰国。暮らしていた京都郊外の学生アパートを改造して、インドカレー屋DiDiを始めた。ベニシアはDiDiの客。若い頃に滞在したインドが懐かしかったのだろう。1988年からDiDiを京都大学近くに移店し、約30年間経営した。1992年にベニシアと結婚して以降は、写真と執筆関係の仕事を専業とする。著書に『ベニシアの「おいしい」が聴きたくて』(山と溪谷社)、『ベニシアと正、人生の秋に』(風土社)、『ポケット図鑑日本アルプスの高山植物』(家の光教会)など。

    梶山 ベニシア(ベニシア・スタンリー・スミス Venetia Stanley-Smith)
    ハーブ研究家。1950年イギリスのロンドンに生まれる。裕福な貴族家庭で育つが、思春期の頃には様々な疑問を抱いて、19歳の時に自己探求のためインドへ旅立つ。聖地ハリドワールのアシュラムで約5ヶ月間、瞑想の日々を送ったあと、1971年にほぼ無銭で日本を目指した破天荒な若者だった。1974年に日本人と結婚して3児を育てる。1978年に京都で英会話スクールを始める。1992年梶山と再婚して末っ子の悠仁が生まれる。1996年に大原の古民家へ引っ越して、そこにハーブ園を作った。2007年に出版した『ベニシアのハーブ便り』(世界文化社)が注目され、NHKドキュメンタリー番組『猫のしっぽカエルの手』が始まる。番組は続いたが、ベニシアはPCAという病気と闘い、2023年6月に死去した。



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