• 2025年11月に発売した別冊天然生活『やさしいせいろ生活』の重版記念インスタライブから「せいろのお手入れ方法」についてのお話をお届けします。23年間、せいろを研究し続けている「キッチンパラダイス」店主・田中文さんに、せいろの洗い方やカビさせない方法などを詳しく教わりました。

    質問④ せいろを焦がしてしまったときは?

    八幡 「焦がしてしまったせいろをそのまま使っても大丈夫ですか」という質問をいただきました。

    田中さん せいろを焦がす理由はたくさんあるんですけど、やはり鍋に直接置くと、焦げやすいんですね。あとは、せいろが鍋の外に出ても焦げやすい。IHの場合はほとんど焦げないんですけど、ガス火は焦げるんですね。

    八幡 はい、そうですよね。

    田中さん ステンレス鍋も焦げやすいですね。焦がさないためには、ワンクッションを置くために、こういう蒸し板を使っていただくと、焦げにくいです。

    でも面白いんですけど、「蒸し板をしてたのに焦げた」というお客様もいる。ガスの火が蒸し板に当たることがあるんですよ。そもそも蒸し板が高温になってるっていうね。

    画像: 蒸し板を使うと焦げの防止にも。蒸し板に火があたらないように注意して

    蒸し板を使うと焦げの防止にも。蒸し板に火があたらないように注意して

    八幡 なるほど。アツアツの上にせいろが乗っているという状態ですね。

    田中さん で、焦げる。いったん焦げると、焦げが焦げを呼ぶんですよ。焦げが広がるんです。だから私はちょっとした焦げだったら、カッターで削っています。

    八幡 それはいいこと聞きました。

    田中さん はい。ちょっとの焦げだったら削れる。でもある程度の焦げだったら、毎回下の方をよく濡らします。

    八幡 なるほど、それで焦げを寄せ付けない。貴重な情報ありがとうございます。

    画像: 下の焦げた箇所はカッターで削ったそう

    下の焦げた箇所はカッターで削ったそう

    質問⑤ せいろが壊れてしまったときは?

    八幡 せいろが壊れてしまったときはどうすればよいでしょうか?

    田中さん 竹のせいろは、金具で止めたりしてるところが多いのですが、もしヒビが入ったりしたら、ホビータッカーみたいなので止めれば、また使えます。

    これは10年前のものですけど、こうやって取っ手のところを麻紐とかで止め直して使ったりしてますし、木が剥がれて壊れてきたら、タッカーで止めるんですね。

    だから、「あ、壊れたから捨てる」じゃなくて、修理しながら使っていただければいいんじゃないかなって思います。

    八幡 そういうふうに道具を大事にする姿勢、いいですね!

    画像: 10年前のせいろ。取っ手が壊れても、麻ひもで結べば使える

    10年前のせいろ。取っ手が壊れても、麻ひもで結べば使える



    〈撮影/山川修一 イラスト/はまだなぎさ〉

    田中文(たなか・あや)
    福岡県出身。「キッチンパラダイス」オーナー。台所道具アドバイザーとして、また食の大切さの伝え手として、講演、各種メディアで活躍。ブログ『AYAの台所道具』が大人気。「せいろ」への造詣も深い。
    キッチンパラダイス:https://www.kitchenparadise.com/
    インスタグラム:@kitchenparadise_2


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    『やさしいせいろ生活』(扶桑社ムック)

    画像3: せいろ販売23年のプロに教わる「せいろのお手入れ方法」洗剤で洗ってもいいの? カビさせないコツは?/キッチンパラダイス・田中文さん(インスタライブQ&Aより)

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