(『何もしないでいるよりも』より)
自分を「キッチン」に向かわせる仕組みづくり
空間をすっきりと清潔に整える心地よさ、そして、ほんの少しの出しっぱなしと、動線を意識した配置。これらの絶妙なバランスを追究することこそが暮らしの醍醐味のような気がしています。何かとものが多くなりがちなキッチンは特に。
適材適所にものを置いたり、使ったものを戻しやすいよう収納を工夫したり。これ!という配置が決まるまでは大変だけど、日々、自分を「キッチンに向かわせる」仕組みづくりには、手を抜けません。

キッチン中央のスペースは常にフラットで、ものがない状態にしています。野菜を切ったり器を並べたり、ときには書きものをしたり
なぜなら、料理や片づけの意欲って、忙しくなると途端に衰えてしまうものだから。
でも、おいしいものを食べると、ただそれだけで幸せな気持ちになれるもの。一時の面倒さに負けず、いつでも気持ちよくキッチンに立てる自分でいられるよう。
もしくは、そうそう、おいしいだけでご機嫌になれるのだったと、すぐに料理への意欲を取り戻せるよう、キッチンづくりにはトコトンこだわりたい。
そうやって頭と心に問いかけながら、選び抜いたキッチンの愛用品を配置していくと、キッチンがより大好きな場所になるのはもちろん、暮らしが建設的なものになっていくと思うのです。

朝や昼休みのほんのわずかな時間に1品だけつくりおきを。「さっきの自分ありがとう貯金」のおかげで集中して仕事ができます
namytoneさんの「キッチン」の工夫いろいろ

シェルフの扉の中には、ふだん使いしない器やフラワーベースなどを収納。

片手でも出し入れできるよう、保存容器は「無印良品」のかごにまとめて収納を。

シンク下にはアルミホイルやジップタイプの袋を立てて収納。スポンジや粉末などのそうじ用品などもここに。なんとなく仕切って、取り出しやすさだけでなく在庫がひと目でわかるよう工夫しています。

包丁やキッチンツールなどは引き出しに収納。100円ショップの仕切りを活用し、ごちゃつかないようにしています。

入居して半年がたった頃に迎え入れたブックシェルフを食器棚に。背板がなく圧迫感の少ないオープンタイプで、自分と同じくらいの背丈のものを選びました。扉の取っ手のデザインと鍵穴がチャームポイント。
本記事は『何もしないでいるよりも』(扶桑社)より抜粋しています
〈撮影/清永 洋〉
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40歳を目前に、公務員を退職しフリーランスに。
心地よさを大切に、日々を丁寧に味わいたい
ひとり暮らしを楽しむ、生活の工夫やインテリアの発信が同世代の働く女性の共感を集める、人気インスタグラマーが綴る 40歳を迎えた現在の、仕事、気持ち、暮らしの変化etc.…。「自分じゃなきゃできないことに、もっとこだわって生きてみたい」そんな思いから、16年勤めた消防士の仕事を辞めてフリーランスに転身。ときに、不安やモヤモヤに悩まされるなかで、前を向いて過ごすために実践している考え方や日々の過ごし方のヒントを紹介します。
namytone(ナミトーン)
1985年生まれ、福岡県在住のひとり暮らし。39歳で16年勤めた消防士の仕事を辞め、フリーランスに転身。SNS、YouTube等で発信する日々の暮らしやインテリアが同世代の女性の共感を集める。コーヒー豆や生活道具の販売、朝活コミュニティ「心を紡ぐ息をする会」の主宰も行う。著書に『オトナ女子の暮らしレシピ』『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』(ともにインプレス)がある。インスタグラム:@namytone YouTube:@namytone





