• 50歳を過ぎ、食べるものの好みが変わってきたと話すのは、日本料理の名店「賛否両論」店主の笠原将弘さん。イタリアンやフレンチ、がっつり肉料理も好きだけれど、旬の食材をシンプルにいただく「おそうざい」は最高のぜいたくだと気づいたのだそう。今回は、おそうざいを上手に取り入れて毎日の食事を楽しむ笠原さんに、煮汁までおいしい「肉豆腐」のつくり方を教わります。

    煮汁までおいしい
    肉豆腐のつくり方

    牛肉はうま味が濃いから、淡白な豆腐と抜群に相性がいい。一緒に煮ると豆腐が肉のうま味をぐんぐん吸ってこれでもかというほどおいしくなる。

    こんな繰り返しつくりたくなるレパートリーがいくつかあれば、日々の料理がラクになる。

    画像: 煮汁までおいしい 肉豆腐のつくり方

    材料(2人分)

    ● 牛切り落とし肉250g
    ● 木綿豆腐1丁
    ● 長ねぎ1本
    ● 三つ葉3本
    ● しらたき1パック
    A
    ・水1と3/4カップ
    ・酒1/2カップ
    ・しょうゆ大さじ5
    ・砂糖大さじ4

    つくり方

     長ねぎは5cm長さに切り、5mm間隔くらいで切り目を入れる。三つ葉は3cm長さに切る。

     豆腐は8等分に切り、ペーパータオルで水けをふく。しらたきは下ゆでし、食べやすい長さに切る。

     牛肉は熱湯でさっとゆで、水けをきる。

    memo
    牛肉は下ゆですることでアクが抜けてすっきりした味に。

    画像1: つくり方

     鍋にAを入れて火にかけ、ひと煮立ちさせる。牛肉、豆腐、長ねぎ、しらたきを加え、アルミ箔をかぶせて弱火で10分ほど煮る。火を止めて一度冷ます。

    memo
    具材はすべて同時に煮汁の中へ。豆腐に「す」がたたないよう弱火で煮る。

    画像2: つくり方

     もう一度温めてから器に盛り、三つ葉を添える。

    〈覚え書き〉
    長ねぎに切り目を入れると味がよくしみるうえ、噛んだときに中がとび出ず食べやすい。昔は「しらたきの近くで肉を煮ると固くなる」なんて言われたけれど、さほど食感は変わらないので、おおらかな気持ちでつくって。

    〈撮影/竹内章雄 スタイリング/遠藤文香〉

    ※本記事は『笠原将弘のまた食べたくなるおそうざい』(マガジンハウス)からの抜粋です。

    『笠原将弘のまた食べたくなるおそうざい』(笠原将弘・著/マガジンハウス・刊)

    画像: 煮汁までおいしい「肉豆腐」のつくり方。煮込み時間10分で味しみしみ!煮くずれせず仕上げるコツも/笠原将弘さんの“また食べたくなる”おそうざい

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    ◆ごはんの時間が待ち遠しくなる!シンプルで最高においしい笠原流のおそうざい◆

    誰もが味を想像できる定番のおそうざい、ごちそう感のある肉のおそうざい、季節の訪れを感じる魚のおそうざい……。

    家庭料理の基本が詰まった昔ながらのおかずこそ、自分の料理の原点といえるかもしれないと笠原さんは話します。

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    肉をやわらかく仕上げるコツ、魚のくさみ取りのポイント、誰でも味がきまる味つけの黄金比など、おいしくつくる知恵もていねいに紹介。

    日々の料理やお弁当づくりの強い味方になってくれる、これさえあればの1冊です。

    【目次】
    定番のおそうざい
    ・これが最終形 鶏のから揚げ
    ・冷めてもおいしい 筑前煮
    ・お肉屋さんのなつかし味 昭和のコロッケ
    ・基本をおさえた ポテトサラダ など
    肉のおそうざい
    ・王道が最高 鶏の照り焼き
    ・うまみが熟成 豚のみそ漬け焼き
    ・玉ねぎの力で ふわふわ鶏つくね
    ・絶対失敗しない 和風ローストビーフ など
    魚のおそうざい
    ・煮くずれなし さばのみそ煮
    ・必ず大成功する いわしの梅煮
    ・覚えておきたい保存食 あじの南蛮漬け
    ・しっとりやわらか さわらのみぞれ煮 など
    野菜のおそうざい
    ・おいしさが桁違い いんげんのごまあえ
    ・じゅわっと至福の味 なすの田舎煮
    ・家で作ると格別 里芋の煮っころがし
    ・大成功する 野菜のかき揚げ など
    常備菜
    ・乾物は炒めて煮る 切り干し大根煮
    ・2種の乾物で しいたけ昆布
    ・ほんのり甘めがいい 高野豆腐のうま煮
    ・10分で完成 自家製なめたけ など
    コラム
    ・1.5番だしのとり方
    ・献立に合う汁物


    笠原将弘(かさはら・まさひろ)

    画像3: つくり方

    東京・恵比寿にある日本料理店『賛否両論』店主。新宿の有名日本料理店で修業した後、実家の焼き鳥店『とり将』を継ぎ、2004年に『賛否両論』をオープン。確かな調理技術と卓越した料理センスから生まれる独創的な和食が評判を呼び、瞬く間に予約のとれない人気店に。2013年には名古屋店もオープン。雑誌やテレビ、全国のイベントなど多方面で幅広く活躍し、和食の魅力を伝えている。プロのコツを楽しく解説するYouTube(チャンネル登録者は127万人/2026年2月現在)や家庭でつくりやすいレシピが満載の著書も大好評。ビールとサウナ、家族をこよなく愛している。
    YouTube:【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道



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