ここ10年で鉱物の値段が爆上がり!?
萩島 鉱物の価格は本当に高騰していますから。10年以上前ぐらいまでは相場の価格というものがあって、世界中で共有されていたんですよ。
菅沼 最近とくに、フローライト(蛍石)やトルマリンなどが人気と聞きました。
萩島 フローライトは本当に安い鉱物だったんですよ。ちょっといいものが3千円~5千円くらいで買えました。1万円も出せば相当いいものが買えたのですが、いまはそういうものが30万円も40万円もしますから。
川添 ミネラルフェアなどで見ていても、確かに高くなっている実感があります。
萩島 相場がなくなったということは、きれいな石であれば高くても買う人が増えてきたということです。投資として買っている人もいるぐらいですから。
菅沼 金のように、鉱物全体も値上がりしているんですね。

手前中央がフローライト。ブルーグリーンの色合いが美しい
価格高騰中といえば、なんといっても「金」!
萩島 金といえば、砂金はいまでも日本の川で採れますよ。知り合いでも、たくさん採っている人がいます。ほとんどの金は肉眼では見えないものを製錬して金塊にしているのですが、肉眼で見えるっていうのは「肉眼金」といって、とても貴重なんです。
菅沼 金色の状態で埋まっているのは希少なんですね。
萩島 はい。うちにも標本がありますよ。

北海道産の砂金です。これが一般的な砂金なのだそうです
菅沼 おぉー、すごい!
川添 北海道産なんですね。
萩島 北海道では砂白金として、白金、「プラチナ」が採れるところがあります。プラチナは日本では北海道でしか採れませんから。
川添 北海道出身ですけれど、知りませんでした。
萩島 白金っていうのは6種類の金属が集まってできているようなものなんですけど、「白金族」っていって、オスミウム、パラジウム、ルテニウムなどがあり、それらが合金をなしています。イリジウム、オスミウムなどの合金はイリドスミンと呼ばれています。成分が分析されていないものは、砂白金として扱われます。
川添 白金=プラチナといっても、いろいろあるんですね。
萩島 はい。イリドスミンは万年筆のペン先にも使われています。
川添 北海道はアンモナイトの産地と聞いたことがありましたが、アンモナイトのほかにもいろいろ採れるんですね。
萩島 北海道はすごいですよ。
〈撮影/星 亘〉

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