(『天然生活』2025年3月号掲載)
心と体をゆるめて、すこやかに
ヨガや太極拳、気功など、さまざまな健康法を試し、以前はストイックなライフスタイルを送っていたという森田久美さん。
出産を機に、想定外な子どもとの暮らしの中で完璧主義を手放したら、不思議と心身がゆるんで心地よくなっていったそう。
そんな森田さんに、心と体をゆるめる5つの習慣を教えていただきました。
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https://tennenseikatsu.jp/_ct/17821562
心身をゆるめて、元気に過ごす5つの習慣
習慣01 キャンドルを灯す

みつろうキャンドルのやわらかで美しい光は、いやし効果抜群。森田家は夜だけでなく昼も灯すことが多い
アーユルヴェーダなどの古代哲学では自然界を5つの元素「地・水・火・風・空」に分けて考えますが、「火」は5つの中間にあるもの。熱をつくり、熱によってかたちを変え、動かすエネルギーをもっているとか。
「火を灯すだけで空間が動き、ゆるませる働きがあるように感じます。頭を使うレッスンや忙しい日に助けられます」
習慣02 手足のリリース

「手はピーンと伸ばすより、肘を曲げたほうがゆるみます」自分の体と対話しながら、いい位置を探す

手のひらは縦じわができるようにやさしく握ると、緊張がふっとゆるむ
体をゆるめるには、まずは末端から。肩や首がカチコチなときは手のひらを、腰がつらいときは足先という具合に、まず末端を温めゆるませると、それが波紋のように全身に広がっていきます。
強くぎゅっと握るのではなく、あくまで体が安心するようなやさしいタッチで触れるのがコツ。そして手や足の心地いい位置を探します。

バランストレーナー・小関勲氏が開発した「ひもトレ」。巻く位置により無自覚な偏りや癖を緩和してくれる
習慣03 決まりやタスクを手放す

唯一決めているのは、7分と時間を決めて同じ道を手ぶらで歩くこと。思いたって1日数回行くことも
根っからの研究体質で、何ごとものめり込みやすい森田さん。自らにルールやタスクを課すと、「〇〇すべき」という考えがチラつき、実行できなかったときに「やれなかった」と気になってしまうタイプ。
「こうでなきゃという決まりをつくらず、内側から生まれる『やりたい』という気持ちを優先して過ごすようにしています」
習慣04 体をなでる

こっていることに意外と気づかない耳。やさしく指で挟み、さすってあげる
かたくなった体は外から強い力でゴリゴリともんでも、決してゆるむことはありません。逆にやさしく触れると体は安心し、リラックスできれば自然とゆるんできます。
「自分の体にコンプレックスをもつことは、体をいじめているようなもの。日々大切に扱い、愛してあげていけば、少しずつ緊張も解けやわらかくなっていくはず」

毎日「好き、かわいいね」となでつづけると、自然と体の緊張もほぐれていく

香りで心地いい眠りに導くことをコンセプトにした「アブサロン」のハンドクリーム。深呼吸したくなる香り
習慣05 水に塩を入れて飲む

水に入れる塩は海水を煮詰めた海塩を。ミネラルがたっぷり含まれ、体液に溶け込み、めぐりを助けてくれる
以前は「朝一番に白湯」が習慣でしたが、なんとなく体調にフィットしないことが続き、いまは部屋のいろいろなところに水筒を置いて、体が欲するタイミングで飲む方式に。
ポイントはほんの少し塩を加えること。「ミネラルを吸収しにくい体質で、水を飲むときに塩を摂るといいみたいです。むくみやめまいがなくなりました」

水筒を何個か用意して、リビングや寝室、お風呂場などに置く。「飲みたいなと思ったら、すぐに飲めます」
〈撮影/原 祥子 取材・文/田中のり子 構成/鈴木理恵〉
森田久美(もりた・くみ)
2007年より京都・大徳寺そばの自宅のキッチンで「料理教室森田」をスタート。野菜や穀物、くだものやハーブを人と同じ「イノチ」と捉え、料理の方法を伝えている。2020年よりオンラインレッスンをスタート。後藤典子さんと開催する「お母さんクラス」も好評。自他ともに認める「体オタク」。
インスタグラム@0358morita
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです




