(『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』より)
自己肯定感 6つの「感」
だれかと比べて落ち込んだり、将来が不安であせったり……。
「生きているとネガティブな感情になるのは普通のこと。むしろ落ち込んでいるときこそ、伸びしろがあるということです」と話すのは自己肯定感理論の第一人者である中島輝さんです。

自分のいいところはもちろん、ダメなところもまるっと受け止めて「それが私!」と思えたら、これほど心強いことはありません。心に余裕をもたらし、何があってもまた立ち上がれるエネルギーの源となるのが自己肯定感です。
「自己肯定感は状況によって高低があります。それは自己肯定感が6つの『感』で支えられているため。この6つは密接につながり、影響し合っています」
今回はその6つの「感」より、自分を回復させる「自己信頼感」を高める習慣を、1日のリズムに合わせて紹介します」
自己肯定感 6つの「感」
自己信頼感
自分を信じられる感覚
挫折しても、自分を回復させ、再び立ち上がれる。そう自分を信じる力のこと。
自尊感情
自分に価値があると思える感覚
パーソナリティを自分で評価し、価値を認識し大切にする感情。ものごとを肯定的に考えられる。
自己受容感
ありのままの自分を認める感覚
ポジティブもネガティブもあるがままに認められる。自分らしくしなやかに生きるために必要。
自己決定感
自分で決められる感覚
主体的に決定できるという感覚をもち、選択肢を広げていける。依存することが少なくなる。
自己効力感
自分にはできると思える感覚
人生は何度も挑戦できるしやり直せる、あきらめなければ目標を達成できると信じられる。
自己有用感
何かの役に立てている感覚
多くの人に支えられている安心感から、よりだれかの役に立ちたいと行動にうつせる。
自己信頼感を高めるための4つの習慣
自己信頼感を高める「朝」の習慣
不安になったら、空を見上げる

不安になると顔が下を向き、背中が丸まって呼吸が浅くなります。そんなときこそ空を見上げましょう。
顔を上げて胸を張ると、脳内でストレスホルモンのコルチゾールが下がり、勇気ホルモンのテストステロンが増えます。また、空にはいやしや疲れを緩和する効果もあります。
自己信頼感を高める「昼」の習慣
素になれない人とはつきあわない

「この人と一緒にいるときの自分があまり好きではない」と感じる人や疲れてしまう人とは適度な距離感をもって。それよりも、ありのままの自分でいられる人を大切にして過ごしましょう。
そして、あなた自身も「一緒にいるとリラックスできる人」を目指しましょう。
自己信頼感を高める「夜」の習慣
いろいろあった日は寄り道する

大人の寄り道は「自分の時間に戻ってきたよ」というスイッチになり、心に余裕が生まれ、自己肯定感を回復させてくれます。
本が好きな人は書店へ、お花が好きな人は生花店へ、体を動かすことが好きならジムへ、日常から少し外れた楽しいごほうびの時間をもちましょう。
自己信頼感を高める「休日」の習慣
歳を重ねるほど楽しくたくさん遊ぶ

実年齢よりも気持ちが若い人は、うつと認知症のリスクを下げ、入院の可能性を低下させることが研究でわかっています。
旅行や趣味を楽しむこと、運動をすること、好奇心をもつことなどが有効です。遊ぶ時間を充実させるほど、健康で若々しく、幸せな人生になります。
本記事は『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』(扶桑社)からの抜粋です
〈イラスト/赤池佳江子 取材・文/飯作紫乃〉
* * *
暮らしを楽しむには、心と体の健康が大切です
心と体、お財布にもやさしく健康を保つには、元気なうちから体にいい習慣を実践して、不調や病気になりにくい暮らしをすることです。この本では、そんな、生き生きとした暮らしを送っている素敵な皆さんの健康習慣や、医師や専門家が教える、簡単に取り入れられる健康習慣、脳と心の健やかさを手に入れる方法を紹介します。
モデルのSHIHOさん、女優の本上まなみさん、料理家のワタナベマキさん、発酵料理人の山田奈美さんなどの心と体を健やかに保つ習慣をご紹介。料理家の真藤舞衣子さんの若返りレシピ、Marikoさんのぐっすり眠れる寝落ちヨガ、自然派医師の本間真二郎先生のめぐりをよくする健康法、工藤あきさんの体質改善できる食べ方、休養学の専門家片野秀樹先生のもっと元気になる正しい休み方、睡眠の第一人者の柳沢正史先生のよく眠る方法、中島輝さんの自己肯定感の上げ方などなど、専門家による心と体に役立つ内容をたっぷり掲載しています。
中島輝(なかしま・てる)
心理カウンセラー・自己肯定感アカデミー主宰・一般財団法人自己肯定感学会代表。30年以上にわたる研究と実績から、独自の自己肯定感理論を確立。著書に『自己肯定感の教科書』(SBクリエイティブ)など。






