料理人・江戸料理研究家のうすいはなこさんに、街のおすすめのお弁当を教えていただきました。今回紹介するのは、江戸前のお弁当で愛される東京・日本橋「弁松総本店」の並六 タコ飯弁当。土地の風土や伝統が詰まったお弁当。見ればその街の暮らしや文化が見えてきます。
(『天然生活』2025年4月号掲載)
(『天然生活』2025年4月号掲載)
うすいはなこさんおすすめ
濃いめがおいしい江戸の味わい「弁松総本店」
甘辛の濃ゆい味を守り、手触りのいい経木きょうぎの折箱に入った江戸前のお弁当で愛される弁松。
「しっかりとごはんが進むおかずがぎゅっと詰まった、江戸らしいお弁当」と、江戸料理を研究するうすいさんもその虜に。
看板商品の「並六」は、生麩をすだれに巻いて蒸したつとぶ、手焼きの玉子焼き、野菜の甘煮、メカジキ照焼き、生姜辛煮、白いんげんの豆きんとんなど、唯一無二の味が勢ぞろい。

創業は1850(嘉永3)年。現存する日本最古の折詰弁当専門店

日本橋ゆかりの漫画家・高橋陽子さんが描いた弁松のお弁当の数々。言葉にも愛がある
並六 タコ飯弁当(白飯・赤飯)
それぞれ単品で買える、並六とたこ飯を合わせた2段弁当がうすいさんのお気に入り。ごはんは白飯、赤飯もある。季節ごとにたけのこや新しょうが、松茸を使ったごはんも登場。

並六

タコ飯

赤飯

白飯
弁松総本店 三越日本橋店
東京都中央区日本橋室町1-10-7
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※天然生活2026年4月号はお弁当特集。お弁当レシピのほか、落語家、料理家など、さまざまな方の好きなお弁当を紹介してします。
〈撮影/林紘輝 取材・文/田辺千菊〉
すすめてくれた人:うすいはなこさん

うすい・はなこ
料理人、江戸料理研究家、食文化講師。日本料理店での修行を経て独立し、食卓文化や魚食文化などを広く伝えている。雑誌などメディアへのレシピ提供は1,000点を超え、開発商品も多数。食卓をつなぐ会「H-table」料理教室主宰。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです






