• ぬか漬けとの出会いがきっかけで、人生が180度変わったと話すのは、糠漬けアーティストの市川菜緒子さん。「ぬかこ」と名付けたぬか床と暮らし、毎日お世話を重ねるうちに、絆は深まり唯一無二の「わが家の味」へと育っていきます。今回は、そんな市川さんの著書『育てて楽しむ、ゆるりと整う はじめてのぬか漬けレッスン』より「ぬか漬けの基本」を紹介します。

    ぬか漬けの基本(本漬け)

     本漬け用の野菜を準備する

    画像: 1 本漬け用の野菜を準備する

    好みの季節の野菜を準備する。一度に漬ける野菜の量の目安は、定番野菜ならにんじん1/2本、きゅうり1本、なす1本。野菜の大きさや容器のサイズ、形状によって調節する。

    それぞれの野菜がしっかり漬かるよう、野菜と野菜の間に少し隙間があけられるくらいの量を用意する。

    野菜を詰め込みすぎると漬かりが悪くなったり、野菜から水分が出てべちゃべちゃになる場合があるので注意。

     ぬか床にしっかり押し込む

    画像: 2 ぬか床にしっかり押し込む

    野菜同士がくっつかないように隙間をあけ、指でぐっと押し込む。

    ぬか床の上に野菜をのせて上から指で押せば、余分な空気が入らず整えやすい。

     表面を整え空気を抜く

    画像: 3 表面を整え空気を抜く

    ぬか床の中の空気を押し出すように表面を手のひらでしっかり押して平らにし、容器のフチに沿ってぬか床を指で押さえて整える。

    固く絞ったふきんで容器の側面についたぬかを拭き取ってふたをする。

     漬ける

    画像1: 4 漬ける

    室温で保管し、半日~1日を目安に野菜を漬けて取り出し、さっと水で洗い、ぬかを落として好みに切る。

    切り口から酸化するため、切ったらすぐに食べる。

    新しい野菜を用意し、本漬けのから同様に行う。

    1カ月後のぬか床をチェック

    混ぜるときにぬか床の状態も確認。手で押すと水分がじんわり出てきて、ぬかをにぎったときに指の間から水分がポタポタとしたたるくらいの水分量なら、発酵が順調に進んでいる。

    ※1 野菜によって漬かるまでの目安が多少異なる。
    ※2 新しい野菜を漬けるさい、ぬか床の味をみて塩けが足りなければ、様子をみながら塩適量を加えるとよい。

    本記事は、『育てて楽しむ、ゆるりと整う はじめてのぬか漬けレッスン』(市川菜緒子・著/山と渓谷社・刊)からの抜粋です。

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    『ぬか漬けレッスン』

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    SNSで注目の糠漬けアーティスト、待望の初著書が登場! ぬか床の仕込みから野菜別の漬け方、日々のお手入れ、ぬか漬けを使ったアレンジ料理、ぬか漬けQ&Aまで徹底解説! 「ぬかこ」が醸すおいしいぬか漬けの秘密を教えます。

    ぬか床の「ぬかこ」との暮らしを日々楽しみ、「ぬかこ」のために農薬を使わない自然栽培の米作りや野菜作りまで手がけるようになった著者の、おいしいぬか床&ぬか漬け作りのノウハウがぎゅっと詰まった1冊。五感を使って、自由で楽しいぬか漬けライフを始めよう! 旬の野菜が発酵の力で驚くほどおいしくなりますよ。

    【こんな方におすすめ】
    ・発酵食品を日常的に取り入れたい方
    ・ぬか漬けを作ってみたい方/以前作っていたけれど挫折した経験のある方
    ・手作り食品が好きな方
    ・発酵食品・発酵調味料を育てている方
    ・旬の野菜を積極的に摂りたい方

    《CONTENTS》
    ◎1章 ぬか床を作って、ぬか漬けをはじめましょう
    私のぬか床/ぬかについて/基本の材料/ぬか床の容器
    【ぬか床の作り方】
    仕込み/プレ漬け
    ●ぬか床の観察記録
    【ぬか漬けの基本】
    本漬け/野菜の下処理について/保管場所について/足しぬかについて
    ●五感を使ってぬか床をチェック

    ◎2章 四季のぬか漬けレッスン
    【春のぬか漬け】
    新玉ねぎ/玉ねぎ、紫玉ねぎ/かぶ/セロリ/新じゃがいも/たけのこ
    【夏のぬか漬け】
    きゅうり/なす/みょうが/新しょうが/らっきょう/ビーツ/パプリカ/ズッキーニ/コリンキー/ゴーヤ/とうもろこし
    【秋のぬか漬け】
    ごぼう/長いも/柿/さつまいも/かぼちゃ
    ●ぬか床のパワーに魅了されて
    【冬のぬか漬け】
    大根/にんじん/小松菜/キャベツ/カリフラワー
    ●便利な乾物
    ●もったいないをおいしく

    ◎3章 ぬか漬け、ぬかみそで、アレンジ料理
    【ぬか漬けアレンジ】
    古漬けのまんまるカツ/古漬けとしらすのスパゲッティ/古漬けホットサンド/古漬け炒飯/ジューシー古漬け餃子/古漬けチャンプルー/古漬けポテトサラダ/かくや和えのせ冷ややっこ/かくや和え茶漬け/ぬか漬けアチャール/ぬか漬けタルタルソース/キャベツのぬか漬け豚汁/ぬか漬けでバインミー風
    【ぬかみそアレンジ】
    いわしのぬか炊き/豚角煮のぬか炊き/ぬか炊きディップソース/鶏肉のスパイスぬか炊き/ぬかみそ鶏そぼろ

    ◎4章 ぬか漬けの知識と楽しみ方
    ぬか床の発酵の仕組みと菌の営み/漬物の中でも特殊なぬか漬け/ぬか漬けの野菜は栄養満点/体にうれしいぬか漬けの健康効果/ぬか漬けとの出合いで人生が豊かに/ぬか床は畑の土と同じ/自由に楽しむ。決まりがないのがぬか漬けのいいところ

    総集編 ぬか漬けQ&A



    <撮影/寺澤太郎>

    画像2: 4 漬ける

    市川菜緒子(いちかわ・なおこ)
    糠漬けアーティスト。管理栄養士。大学卒業後食品メーカー勤務を経て、千葉県の多古町へ移住する。農薬を使わない自然栽培の米作りや野菜作りを行い、自然栽培米の生ぬかと旬の野菜で漬けたぬか漬けで日々のぬか漬けライフを楽しんでいる。「五感を使った、自由で楽しいぬか漬け」をテーマに、自宅やオンラインでぬか漬け教室を開催。また、多古町の仲間とともに労働者協同組合 鮭酒造を立ち上げ、酒蔵づくりに挑戦中。
    Instagram @nukazuke.artist
    https://nukazukeart.official.ec



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