(別冊天然生活『エコでやさしい暮らし2』より)
家庭でできる食品ロス「冷蔵庫編」
1.お米やぬか床は、野菜室に保存する

長期保存できるお米ですが、精米後、おいしく食べられるのは2〜3週間。「15℃以上ではお米も酸化するので、おいしく食べるためにも野菜室で保存を。2〜3合ごとにポリ袋で小分けしておくと便利ですよ」。ぬか床も、冷蔵するなら野菜室のほうが温度が高めで発酵が進みやすくなります
2.調味料はドアポケットにまとめる

こまごました調味料はドアポケットにまとめます。小袋系、チューブ系など形に合わせてまとめて保存すると管理もラクに。「ドアポケットに収まる分しか買わないとルールを決るのもおすすめです」。マヨネーズはキャップを下にして逆さ保存可ですが、ケチャップは分離するので逆さ保存はNGです。
3.冷凍保存は二重にする

使いかけの冷凍食品は輪ゴムやクリップなどで留めてから、さらに冷凍用保存袋に入れて二重で保存を。肉や魚の冷凍は、ラップに包んでから同じように冷凍用保存袋でダブルで包みます。「二重にすることで空気が入るのを防ぎ、乾燥や霜を防止します。ラップを二重にするだけでも違いますよ」
4.冷凍室で食品を重ねて保存しない

冷凍室はできるだけ素早く開け閉めしたいもの。そのためには、すぐに使いたいものが見つけられることがポイントです。「冷凍室に食品を重ねてしまうと、ゴソゴソ発掘することに。そうならないためにも、深さのある下段は立てて収納、浅い上段は重ねないで1段に並べて一覧できるようにします」
5.冷凍室は月1回見直して使い切る

「冷凍室はとくに奥の方に使わないものが残りがちです。月に1回は冷凍室の中身をすべてチェックして、早く食べるべきものを取り出して、調理してしまいましょう」。つい忘れてしまいがちな冷凍した薬味も、月1チェックで見つけたらその日の献立に使ってしまいましょう。むだにせずにすみます。
冷蔵庫を省エネで使う
一度設置したら、ほったらかしの冷蔵庫ですが、ちょっとした心がけでもっと省エネに使うことができます。基本中の基本は、ドアの開閉をできるだけ素早くすること。
熱いものは、一度冷ましてから冷蔵庫に入れることで、庫内の温度上昇を防ぎます。また、季節に合わせて設定温度も調整を。夏は中、冬は低に設定します。

冷蔵庫のお役立ち3カ条
1 扉は開けっ放しにせず素早く開閉
2 熱いものは冷ましてから冷蔵庫へ
3 設定温度は夏は「中」、冬は「低」
次回は、防災にも役立つ「常温保存食品のローリングストック」をご紹介します。
本記事は別冊天然生活『エコでやさしい暮らし2』からの抜粋です
〈撮影/中川奈美 イラスト/須山奈津希 取材・文/工藤千秋〉

島本美由紀(しまもと・みゆき)
料理研究家・食品ロス削減アドバイザー。身近な食材でだれでも手軽においしくつくれるレシピを提案。食品ロスや防災にも精通。『ムダなく使いきれる! 冷蔵庫収納術』(コスミック出版)など著書多数。
22人が暮らしの中で見つけたエコな工夫
松場登美さん、ナンシー八須さん、マキさん、服部麻子さん、山戸ユカさん、たいら由以子さんなど、22人の方々が暮らしの中で見つけたエコな工夫。「自分にとって気持ちがいい」を選ぶことが、エコにつながっているようです。サステナブルな道具と雑貨、水を汚さない新しい習慣についても伺いました。ワタナベマキさん「野菜を丸ごと使い切るレシピ」、島本美由紀さん「台所から減らす『食品ロス』24のヒント」、和田由貴さん「光熱費の見直し方」など、ハウツーページも満載。自分のペースでできることから「自分と地球にやさしい暮らし」を始めてみませんか?






