(『天然生活』2025年4月号掲載)
100点弁当を1日より、75点を5日間
「毎回100点のおいしさを目指していたら、お弁当は続きません」と山口祐加さん。日々のごはんは、おいしすぎても飽きてしまうもの。気軽に、ときには手を抜いて、続けることを第一の目標に。
「つくりおきに関しては、2パターン用意すると、朝のお弁当づくりがグッと楽になります。まずは、食材をゆでて塩味だけを入れたもの。これらは朝の、“湯を沸かす→ゆでる“の時間を大きく短縮してくれます。もうひとつは味を決め込んだもの。そのまま副菜にできたり、使い方次第では具材にできたりと重宝します。味つけという繊細な作業を、忙しい朝にカットできるのはありがたいですよね」
たとえば、『ねぎだれ』は味つけの要として活躍。
「つくりおきの段階で少しだけ手をかけた味わいのものがあると、お弁当のおいしさに濃淡が生まれるんですね。とはいえ、とても簡単なものばかりなのですが」
ここで紹介したお弁当は基本的に、朝の作業で火を使う工程はひとつだけ。フライパン、あるいは小鍋ひとつでできるので、ハードルがグッと下がります。
「毎日のお弁当は75点くらいで、それでもう上出来なんです」
「ジーロー飯弁当」のつくり方

あわただしい週の始めは、火を入れずにつくれる、簡単弁当からスタートです。
ゆでささ身とねぎだれを使って
ジーロー飯

味つけはねぎだれだけのお手軽メイン。ごはんとささみ、両方にかけて大満足。

使用する「つくりおきおかず」①:ゆでささ身

使用する「つくりおきおかず」②:ねぎだれ
材料とつくり方(1人分)
1 弁当箱にごはんを茶碗1杯分詰め、ねぎだれ(*次ページ)大さじ1をかける。
2 ゆでささ身(*次ページ)1本をほぐして1にのせ、さらにねぎだれ(*次ページ)大さじ1をかける。好みで香菜適量をのせる。
ゆでブロッコリーを使って
ゆでブロッコリーのごまあえ

塩味がついているから、味つけは簡単。しょうゆは風味をつける程度で。

使用する「つくりおきおかず」:ゆでブロッコリー
材料とつくり方(1人分)
1 小さなボウルに粉吹きいも(*次ページ)1/3量を入れて粗くつぶし、マヨネーズ大さじ1、塩少々を加えて混ぜる。桜えび大さじ1を加えてさっと混ぜる。
ゆでにんじんを使って
ゆでにんじんのレモンあえ

にんじんは、大きく切るほど食感ほっくり。うっすらつけた塩味に、レモン汁で香りづけ。

使用する「つくりおきおかず」:ゆでにんじん
材料とつくり方(1人分)
1 ゆでにんじん(*次ページ)1個を3〜4等分に切り、レモン汁小さじ1/2であえる。
〈撮影/山川修一 取材・文/福山雅美〉

山口祐加(やまぐち・ゆか)
自炊する人を増やすために活動する自炊料理家Rとして活動を続ける。昨年は、自炊というフィルターを通して世界を見るために、9もの国と地域を旅し、今年はそれらの体験を書籍として発表する予定。
インスタグラム@yucca88
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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※天然生活2026年4月号はお弁当特集。飛田和緒さん、きじまりゅうたさんの1週間お弁当など、さまざまな方のお弁当レシピを紹介してします。





