プレゼントで「気持ち」を贈りたい
これまで集めてきたものを、次のだれかに手渡したい。
数年前からそんなふうに考えるようになったぬ衣さん。
大切なものだからこそ、自分と同じようにそれを好きだと思ってくれる人に手渡せることは喜びだと話してくれました。

手渡す相手のことを考えながら手を動かしていると、こんなデザインはどうだろうというアイデアが次々に出てきて楽しい。こんなふうに過ごす午後も、大切な遊びの時間
「古いものや、錆びたもの。世界にひとつしかないもの。長い時間を生きてきて、くたびれてボロボロになっても、そこが素敵だと思わせてくれるもの。私はそういうものが好きだし、できるなら自分自身もそうありたいと願ってきました。この部屋のものをだれかにプレゼントするときはいつも、そういう気持ちごと贈りたいと思っています。新聞でくるんで、はぎれのリボンをつけてね」
本や布、お菓子を包む

紙袋には入らないプレゼントも、自分らしい工夫でラッピング。
贈る機会が多いという本・布・お菓子のつつみ方のアイデアを見せてもらいました。
簡単に、雰囲気のある素敵なギフトができます。
手づくりのオリジナル紙袋

チョコレートやティーバッグ、アクセサリーを入れても◎
紙でつくる簡単バッグ。友達に小さなギフトを贈るときには自分で紙袋をつくっているそう。
使うのは100円ショップで手に入るクラフトの紙袋と持ち手になるはぎれ。
好きなシールやマスキングテープを使えば、さらに自分らしく表現できます。
スタンプを押してもかわいい

「数字好き」のぬ衣さん。
あくまでもデザインとして、数字のスタンプをランダムに押すデコが気に入っているそう。
しっかりインクがついているより、少しかすれているほうが味わいが出る。

シールやマスキングテープはお気に入りの缶や箱にまとめておくと、机の上に持ってきて作業がしやすい

※本記事は、別冊 天然生活『76歳、ぬ衣さんの小さな幸せを重ねる暮らし』(扶桑社・刊)からの抜粋です。
※「オリジナル紙袋のつくり方」「本や布、お菓子の包み方」は、P.78〜80に掲載されています。
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おしゃれな主婦、ぬ衣さんの自分らしく歳を重ねる楽しみ
里山で暮らす76歳のぬ衣さんは、おしゃれも住まいも、自分の「好き」を大切に日々を楽しみます。洋服は、ブランドも値段もこだわらず、身に着けるのは、自分の心に響いたものだけ。自宅をどこより愛し、「主婦のプロになろう」と決めた日々から、自分が続けられる家仕事のルールを探していきます。大事なのは、負担なく、楽しくやれること。ぬ衣さんの台所ルールやもの選びのコツもお聞きしました。1章は「おしゃれ」、2章は「暮らし」、3章は「部屋づくり、ものづくり」で紹介します。
<撮影/山田耕司>
ぬ衣(ぬい)
専業主婦として家庭を支え、家事と子育て中心の生活を送る。夫の退職を機に里山へ移住し、現在は自然に囲まれた土地で夫婦ふたり暮らし。ファッション、インテリア、建築、古道具をこよなく愛する。自室の大規模な模様替えをマイペースに計画中。






