• ポップミュージック界の至宝として50年以上君臨するシンガーソングライター、ニール・ダイアモンドのトリビュート・バンドとして、ニールにも認識されていた夫婦デュオバンド「ライトニング&サンダー」。愛に支えられ、夢を追いかけ続けた夫婦の実話がニールの名曲タイトルを冠した映画『ソング・サング・ブルー』として完成。ヒュー・ジャックマンとケイト・ハドソンの、役に溶け込んだ存在感に思わず演技であることを忘れてしまう人が多いようです。

    トリビュートバンドが伝説になるまでを描いた感動の実話
    映画『ソング・サング・ブルー』ストーリー

    アメリカのミルウォーキーで、歌まねミュージシャン“ライトニング”としてステージに立ち続けるマイク(ヒュー・ジャックマン)。かつて抱いたスターになる夢はかなわぬまま、車の整備工として働きながら暮らしています。

    ある日、マイクは同じく歌まねミュージシャンのクレア(ケイト・ハドソン)と出会い、その歌声に心を奪われます。お互いニール・ダイアモンドのファンということで意気投合し、ふたりは一緒に組むことに。

    マイクは敬愛するがゆえに、ニール・ダイアモンドの歌まねはしてこなかったのですが、クレアから「まねではなく、自分の解釈で歌えばどうか」と提案され、トリビュートバンド結成を決意します。

    バンド名を“ライトニング&サンダー”に決め、小さなガレージから音楽活動をスタートしたふたりは、程なく結婚。音楽活動も家庭も順調でしたが……。

    家族を守りながら夢を追い続ける。覚悟を決めた男をヒュー・ジャックマンが熱演

    画像1: 家族を守りながら夢を追い続ける。覚悟を決めた男をヒュー・ジャックマンが熱演

    マイクを演じるのは、映画『レ・ミゼラブル』(2012年)や『グレイテスト・ショーマン』(2017年)でも卓越した歌唱を披露した、ヒュー・ジャックマン。

    今回もニール・ダイアモンドの名曲たちを圧倒的な熱量で歌い上げます。アルコール依存症のリハビリを20年間続け、生活のために整備士としても働く。それはすべて「舞台に立つため」であるマイク。

    「表面的には苦闘に見えるが、マイクは夢をかなえるという揺るがない楽観と信念を持っている。ミュージシャンとして人々を楽しませるという目標から決して目を離さない。人を幸せにすることを愛する、真のエンターティナーなんだ」とヒュー。

    夢のために最善を尽くしたい、でも家族は失望させてはならない。そんなマイクの姿に、撮影現場の男性陣からは「マイクは俺の父親を思い出させる」「自分自身の姿だ」と言う声があがっていたそうです。

    画像2: 家族を守りながら夢を追い続ける。覚悟を決めた男をヒュー・ジャックマンが熱演

    タイトルナンバーほか、ニール・ダイアモンドの名曲20曲が劇中を彩る

    画像: タイトルナンバーほか、ニール・ダイアモンドの名曲20曲が劇中を彩る

    物語の舞台は1990年代のアメリカ。CDが普及し、ミュージック・ビデオが台頭、ティーンエイジャーが音楽市場の中心ターゲットになっていた時代ですが、マイクが愛しているのはニールのような、アメリカの伝統的なポピュラー音楽をベースにした温かみのある音楽。

    ナチュラルな雰囲気の部屋で、レコードに針を落とし、一緒に歌いながら身支度をするマイク。ニール・ダイアモンドのトリビュートバンドをやるにあたり、「彼に似せたいけれど、自分でもいたい。俺なりのニール・ダイアモンドでいたい」と決意します。

    1969年リリースの代表作『スウィート・キャロライン』が、ボストン・レッドソックスの試合をはじめ、スポーツ界のアンセムとして親しまれているほか、「ロックの殿堂」「ソングライターの殿堂入り」などの輝かしいキャリアも持つニール。

    50年を超えるキャリアの中で、来日の経験はなし。残念ながら日本では欧米ほどの知名度ではありませんが、この機会に彼の素晴らしいポップセンスに触れるのもおすすめ。

    劇中にはマイクとクレアが意気投合したきっかけとなった『SOOLAIMON』、映画タイトルになっている『SONG SUNG BLUE』など、20曲のニール・ダイヤモンドの曲が使用されています。

    子どもを愛する等身大の母親役を好演!40代後半、ナチュラルな魅力が増したケイト・ハドソン

    画像: 子どもを愛する等身大の母親役を好演!40代後半、ナチュラルな魅力が増したケイト・ハドソン

    クレアを演じるのは、2000年に映画『あの頃ペニー・レインと』で数々の映画賞を受賞したケイト・ハドソン。40代後半となった彼女が、チャーミングな笑顔はそのままに等身大の女性をナチュラルに演じた演技が印象的です。

    監督のクレイグ・ブリュワーはあるテレビ番組で「息子が高校を卒業した」と涙ぐみながら語ったケイトを見たのだそう。

    「そうだ、彼女は母親なんだ。彼女こそが適役だ」と確信したそうです。ケイトもこの作品の脚本を読んで、「心に突き刺さって、涙がこぼれた」と語っています。

    そして、ヒュー演じるマイクと共に、素晴らしい歌声を披露しています。

    メンバーでありながら夫婦、新たな形の親子、成長していく関係にも注目

    画像: メンバーでありながら夫婦、新たな形の親子、成長していく関係にも注目

    共にバツイチのマイクとクレア。マイクには娘、クレアには娘のレイチェルと息子のダナがいます。

    共に暮らすようになったマイクと子どもたちの間には信頼に満ちた絆が生まれ、彼らたちがマイクを「パパ」と呼び仲睦まじい姿がほほえましく目に映ります。そしてマイクの娘のアンジェリーナとレイチェルは同年代なことから、友情を深めていきます。

    「おまえたちはいつも正しい」マイクはふたりに絶大な信頼と愛情を与えます。

    レイチェル役は次世代スターとして注目を集めているエラ・アンダーソン、アンジェリーナ役はシンガーソングライターのキング・プリンセス。

    日々変わっていくティーンエイジャーの気持ちを繊細に表現したふたりの演技も素晴らしいもの。「家族」として成長していく、夫婦と親子の関係も見逃せないポイントです。

    マイクとクレアがニール・ダイヤモンドのトリビュートバンド「ライトニング&サンダー」で大成功を収めるまでの軌跡、その栄光を打ち砕く衝撃的な出来事、そこからの再起、そして伝説になった“あの日”まで、133分で一気に駆け抜けるストーリーになっています。


    <取材・文/山西裕美>

    『ソング・サング・ブルー』

    【監督】クレイグ・ブリュワー
    【出演】ヒュー・ジャックマン、ケイト・ハドソン、マイケル・インペリオリ、エラ・アンダーソン、キング・プリンセス
    2025年/アメリカ映画/133分
    配給:ギャガ ユニバーサル映画

    4月17日(金)より、全国にて公開

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