• 栃木県那珂川町の古民家に暮らし、夫とともに在来固定種の野菜づくりをしている薬膳料理家の小鮒ちふみさん。ご自身の病気の経験からたどり着いた「薬膳ごはん」の基本の調理法と味付けについて教えていただきました。
    (『小鮒ちふみさんの不調のときでもつくれるがんばらない薬膳ごはん』より)

    保存食や発酵食を楽しみながら。調理法や味付けはシンプルに

    小鮒流薬膳ごはんの“基本のき”は、消化に負担のかからないこと。調理法は蒸したりゆでたりがベースで、油を使って炒めたり焼いたり、揚げたりといった調理は少なめです。

    「わが家は自家製のヘチマたわしで食器を洗っていて、洗剤を使うことはほとんどありません。洗剤を使わなければ汚れが落ちないような料理は、消化にも環境にも負担がかかってしまうんですよね。ちょっと手の込んだ料理にもなるので、ふだんの食事はできるだけ油を使わない、手間のかからない調理を取り入れています」

    画像: 愛猫のシマちゃんと昼食を食べる小鮒さん。ふだんは時間をかけなくてもつくれる炊きたてごはんと味噌汁、漬物が定番

    愛猫のシマちゃんと昼食を食べる小鮒さん。ふだんは時間をかけなくてもつくれる炊きたてごはんと味噌汁、漬物が定番

    蒸す、ゆでるといった調理法は、味付けが単調になりがち。そんなときのために、しょうゆ麹や塩麹、にんにく醤油、豆板醤、ゆずこしょうといった調味料をつくり、常備しているそう。家族がそれぞれの好みでアレンジできるよう、食卓にいつも置いています。

    「野菜のゆで汁も、味噌汁などにして余すところなくいただきましょう。天から降った雨が土に吸収され、その土から野菜は栄養や水分を吸収しています。野菜の水分は、ただの水より私たちの体に吸収されやすくなっています。野菜から出る水をいただくことで、ますます元気になりますよ」

    小鮒さんのかんたん薬膳生活
    蒸す、ゆでる、煮るの優先順位で料理を

    画像: 塩漬けした小松菜から出るうま味を生かした発酵小松菜と塩麹豚のスープ

    塩漬けした小松菜から出るうま味を生かした発酵小松菜と塩麹豚のスープ

    最も胃にやさしい調理法が蒸す。次にゆでる、煮るが続きます。これらの調理法は、野菜の栄養素や働きをむだにせず、おいしさをしっかり引き出してくれるそう。

    「野菜は多めに蒸したりゆでたりしておくと、あとで楽ができます。わが家ではつけだれをいくつか用意してそのままいただいたり、あえものにアレンジしたりしています」

    画像: 黒千石大豆を炒っているところ。お茶として煮出したり、ごはんを炊くときに入れて黒豆ごはんにしたり

    黒千石大豆を炒っているところ。お茶として煮出したり、ごはんを炊くときに入れて黒豆ごはんにしたり

    画像: ドライきんかんは風邪予防に

    ドライきんかんは風邪予防に

    本記事は『小鮒ちふみさんの不調のときでもつくれるがんばらない薬膳ごはん』(扶桑社)からの抜粋です

    〈撮影/山川修一 取材・文/長谷川未緒〉

    小鮒ちふみさんの不調のときでもつくれるがんばらない薬膳ごはん (扶桑社) |小鮒ちふみ・著|amazon.co.jp

    小鮒ちふみさんの不調のときでもつくれるがんばらない薬膳ごはん (扶桑社) |小鮒ちふみ・著

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    がんばらなくてもつくれる、続けられる薬膳ごはんの入門書
    野菜薬膳料理家で国際中医薬膳師の小鮒ちふみさんの薬膳ごはんの本。春夏秋冬の養生法と、季節の野菜を使った養生ごはんを紹介します。旬野菜を生かしたシンプルで実践しやすい薬膳の入門書としても。不調の時でも自分自身や家族のためにつくれる、シンプルで体を整える薬膳ごはんのレシピを約70レシピ収録するほか、春夏秋冬の養生法と心身の整え方も紹介します。著者にとって初めての著書。春夏秋冬の野菜の薬膳的効能を紹介する解説ページ付き。

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    小鮒ちふみ(こふな・ちふみ)
    養生薬膳研究家、国際中医薬膳師、医学気功整体師。20代で進行性の胃がんを経て、心のあり方や食生活が体に及ぼす影響に気づき、養生法を学び実践。東日本大震災を機に農業の道へ。「こぶな農園」の台所担当として農食一体を軸に、自治体向け産前産後養生事業やメディアへのレシピ提供、風土と私たちの命になじむ養生法を伝えている。栃木県那珂川町在住。40代、一児の母。
    インスタグラム:@chifumi_kobuna
    こぶな農園インスタグラム:@kobuna_farm
    こぶな農園HP:http://kobuna-farm.com/



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