(『パリを持って帰ろう』より)
旅の最後の日。焼きたてクロワッサンを持ち帰ろう!
パリ旅行の最終日(涙の帰国日)に何持ち帰る?
帰国が午後の便ならぜひ焼きたてのクロワッサンを持ち帰りましょう。ん? つぶれちゃうんじゃない? って。
もちろんどんなに大切に持ち帰ってもつぶれちゃいます。でも自分と家族へのお土産なら多少つぶれちゃってもいいんじゃないかな。近所に暮らす友人にもお土産にしちゃいます。
「バターがジュワ~って、パリのクロワッサンはおいしいねー」ってすっごく喜んでくれて、今ではリクエストされるほど。

持ち帰り方は、お店で入れてくれた袋のままジッパー付きポリ袋に入れます。
バターの油分がけっこうしみ出るからクロワッサンを直接ジッパー付きポリ袋には入れない方がいい。
形をちょっとでもキープしたいなら、それをまた靴箱やフードコンテナに入れて守ってね。わたしは手荷物の一番上にそっとのせて持ち帰ります(まず機内でひとつ減ります)。
つぶれちゃってもリベイクしたらパリの思い出がバターの香りとともにジュワ~とよみがえって、感動もんです。
リベイクの方法は、トースターでかるーくトーストしたら、しばらく扉をあけずそのまま放置するの。そうするとまるで焼きたてのクロワッサンのようにパリパリ(Paris Paris)になります。
たとえつぶれたってパリのクロワッサンは格別なのだ。
そこにパリから一緒に連れて帰ったはちみつやコンフィチュールを添えて、プチ・デジュネごっこはいかがでしょうか。

「BOULANGERIE MODERNE /ブーランジェリー・モデルヌ」通称“エミリー・イン・パリス”のパン屋さん

えっと…どこのだろ?
わたしが好きなクロワッサンのお店3選
①La Maison d’Isabelle(5区)

「La Maison d’lsabelle/ラ・メゾン・ディザベル」

いつ行っても長蛇の列だけど、クロワッサンとパン・オ・ショコラだけなら左側からサッと購入できる(らしい)
②Mamiche(9区、10区)

「Mamiche/マミッシュ」

クロワッサンもおいしいけど、バブカもシナモンロールもシュークリームもほんとおいしいの♡
③Ritz Paris Le Comptoir Sèvres(6区)

えっ? これクロワッサンなの?はい、おいしいクロワッサンです。「Ritz Paris Le Comptoir Sèvres/リッツ・パリ・ル・コントワール・セーヴル」
本記事は『パリを持って帰ろう』(扶桑社)からの抜粋です
桜井かおり(さくらい・かおり)
エッセイスト。大手損害保険会社勤務を経て、東京・代官山「クリスマスカンパニー」にアルバイトとして勤務。その後、系列店のテディベア専門店「CUDDLYBROWN」で店長を務める。2001年3月、東京・松陰神社前で「カフェロッタ」をオープン。心のこもった接客に、全国からお客様が訪れる。「カフェロッタ」は2021年9月末に建物の老朽化のため、惜しまれつつ閉店。現在は、文筆業や、買い付けなどを行うほか、61歳からパリツアーを再開して大好評。「楽しみは見つけるもの」などをテーマに、全国各地で講演会も行う。著書に『カフェロッタのことと、わたしのこと』『愛してやまないカフェロッタのことと、わたしのこと』『マダム・ロッタとパリ行かない?』(すべて旭屋出版刊)がある。天然生活webでは「桜井かおりの雑記帖“楽しみは見つけるもの”」を連載中。
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渡仏歴30回以上。旅行者の目線で楽しむ、最新パリ旅案内
渡仏歴30回以上、パリを知り尽くした「カフェロッタ」元オーナーでエッセイストの桜井かおりさん。60歳を過ぎて、旅の楽しみ方も少しずつ変化しているといいます。パリに行くと毎回買って帰るもの(持って帰るために日本から持っていくもの)、季節で楽しみにしているもの、お気に入りのカフェやクロワッサン、必ず行くマルシェ、機内を快適に過ごすための工夫、防犯対策、トイレ事情など、桜井さんのリアルなパリ旅を、1冊にまとめました。
桜井さんが撮影したパリの写真は、温かく、やさしい。ページをめくるだけで、しあわせな妄想パリ旅行が楽しめます。そして、きっと、読んでいるうちにパリ旅行がしたくなるはずです。行く前も、帰ってからも、どこにいてもパリを感じられる、「パリを持ち帰る」ための、新しいパリ旅ガイドです。







